聖母マリア様への取り次ぎの祈りを分かち合うひと時です
カトリック教会では 5 月を聖母マリアにふさわしい月、「聖母月」として聖母マリアに祈りを捧げる習慣があります。「マリア様に取り次いでいただきたい私の祈り」というテーマで、皆の前で想いを語ってくれる人たちを募り、代表生徒や教員が「自分のため」ではなく、「苦しい状況にある人、気になっている出来事や人々に向けた私の想い、誰かの幸せを願う祈り」のメッセージを語り、朝のひとときに皆で祈りを共にしています。祈りの後は「アヴェ・マリアの祈り」を唱え、聖歌を合唱しています。
「アヴェ・マリアの祈り」
アヴェ・マリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪びとのために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。
アーメン。
「あおばわかばに」
あお葉わか葉に 風かおりて
せせらぎに聞く 奇(く)しき調べ
木かげに立てる とわのみ母
みもとに行き 我ら憩わん


【生徒による取り成しの祈り】
この聖母月に、今、苦しい状況にある世界の平和のために祈りを捧げます。
近年ニュースから流れてくるのは、希望よりも苦しみや悲しみの出来事ばかりです。パレスチナ・ガザ地区やウクライナの戦場では、今も多くの命が奪われ続けています。また、アメリカとイランの間の争いにより、中東の多くの一般の人々は避難を余儀なくされ、未来を奪われています。ホルムズ海峡の封鎖、エネルギーの混乱は、日本に住む私たちの生活にも物価高騰といった形で不安を与えており,何よりも、現地で命の危険にさらされている同世代の若者たちや、家族の安否を祈る人々の苦しみは、計り知れません。全ての人がどうすれば誰もが安心して暮らせるかを考え、あらゆる場面において対話と和解の道を選ぶことができますように。
加えて、先日福島県郡山市の高速道路でのバス事故により、乗っていた高校生1人が亡くなり、他の乗員も怪我を負うという事故がおきました。亡くなられた方の安息と高校生たち、その家族の方々が再び前を向けることを祈ります。
このような状況の中でも、私たち静岡雙葉生には、キリスト教の教える愛について学ぶ「錬成会」、自らの生を見つめこれからの歩み方をじっくりと考える「研修会」、原爆投下の実態を学び平和への願いをより一層深く感じさせる広島長崎への「研修旅行」など、私たちの心を豊かにする機会が多く与えられています。この機会を通して私たちは日々の生活の中で自分、他者、そして世界全体への関心を持ち続け、愛を持って歩んでいきます。
最後に、『聖書』の「コリントの信徒への手紙」の一節である、
「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。
愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」
このような愛に生きることができますように、マリア様に取り次ぎを願います。
(高2生徒)