建学の精神

創立者「福者ニコラ・バレ神父」の
建学の精神は全世界に広がっています

1662年、北フランスで貧しい子供たちのために開かれた小さな学校が雙葉学園のルーツです。
その精神は今も、世界中の人々に受け継がれています。

創立者・福者ニコラ・バレ神父

Nicolas Barre
創立者バレ神父は、1621年、北フランスに生まれました。
当時のフランスでは、庶民の生活は貧しく、子供たちは十分な教育を受けられませんでした。
バレ神父は「子供たちが神を知り、愛し、神と人に仕える喜びを学ぶこと」を願い、
そのために、生活の基本である読み書きを教え、手仕事を習わせるために、
1662年に子供たちのための小さな無月謝学校を創りました。
これが雙葉学園などの母体である「幼きイエス会」の学校の始まりです。
バレ神父は1686年5月31日、64歳で帰天されました。
その精神は今も、世界中にあるバレ神父の生徒たちに受け継がれています。
創立者バレ神父(1621-1686)
創立者バレ神父(1621-1686)

設立母体・幼きイエス会

1662年、北フランスの小村ソットヴィルで、ニコラ・バレ神父の教育活動が始まりました。そこでは、バレ神父に協力する数名の若い女性たちが、子供たちに読み書きやキリスト教的な生き方を、また年上の子供には手仕事も教えました。その後、バレ神父はこの女性たちを修道生活に招き、彼女たちがその呼び掛けに応えた結果、1666年に「幼きイエス会」が誕生しました。その活動は、バルセロナ、モナコ、ぺナン、シンガポール、そして日本へと世界中に広がっていきました。
幼きイエス会フランスの本院
幼きイエス会フランスの本院

【校名の由来】

1897年(明治30年)、雙葉の母体である幼きイエス会が東京の赤坂区葵町に「FUTABA KWAI」(雙葉会)という名の語学稽古所を開きました。この時、町名にヒントを得て「フタバアオイ」を紋章とし、校名を「雙葉」としました。徳川家の紋章にも使われている「フタバアオイ」は、1本の茎に必ず2枚の葉をつけます。このことから、「ヨーロッパの女性と 日本の女性が、外国語の勉強を通して深い友情で手を携えてほしい」という思いが込められました。
フタバアオイ
フタバアオイ

【教育理念】

本校は、次のような人間形成をめざしています。
  • 1.
    神に生かされている人間の神秘に気づいていく
  • 2.
    「イエス・キリストの似姿」として成長していく
    • 自分を表現しながら、真実の自分になっていくことによって
    • 人とのかかわりを通して、互いに生かし合うことによって
    • 自分で考え、自由に決断し、その責任をとることによって
  • 3.
    地球社会の一員として、共生と連帯を生きていく

【国内・世界に広がる姉妹校】

「幼きイエス会」の学校は、 世界14ヵ国にあります。日本には、本校をはじめとして
6校の姉妹校があり、同じ教育理念のもとで学んでいます。

マレーシア

平成27年度よりマレーシアの姉妹校にも訪問し、交流を深めています。
マレーシア

シンガポール

中学2年生の希望者が事前研修を受け、シンガポールの姉妹校を訪問します。一緒に授業を受けたり、様々な体験をしたりして交流を深めます。
シンガポール
[姉妹校のある国]
フランス、イギリス、アイルランド、スペイン、イタリア、カメルーン、ナイジェリア、
ペルー、ボリビア、タイ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、日本