2026年10月19日
新しい週のはじまり、こうべを垂らして綿毛をたくわえはじめたススキの穂が、朝日に照らされ輝く朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんは草むらに出かけて、シロツメクサなどの草花を集め、花冠を作ってみたことはあるでしょうか。茎のしなやかな植物を中心に輪を編み上げるのは楽しい外遊びのひとつですね。私たちにとって、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべながら、そんな手づくりのプレゼントのようななにかを紡ぎ出す時間は尊く、幸せなものです。
10月はロザリオの月と呼ばれています。カトリック教会には、仏教の読経や称名の際に用いられる数珠に似た、ロザリオという祈りのための丸い玉を繋ぎ合わせた輪の形をした祈りの用具があります。ロザリオという言葉の由来は「薔薇の冠」からきています。静かに誰かを思い、一心に願い祈ることは、花の冠を作ることに似ているとも言えるでしょう。
十字架のイエスさまの頭にあるのは、苦難のしるしのトゲトゲのいばらの冠ですが、私たちは祈りや願いによって、この苦しみを、愛の冠、薔薇の冠に変えることができるのかもしれません。輪っかになり、円を描くロザリオは、終わりのない永遠性を連想させます。ロザリオを用いて捧げられる愛の祈りにも終わりはないはずです。
祈りは、私たちの内側から湧き出でる泉のようなもので、誰かを想うとき、それは特に強い流れとなり、私たちの言葉や行い、私たち自身のあり方を変えていきます。
自然の美しさに気づきやすく落ち着いた秋の季節、静かな祈りのときの中で私たちがより愛に近づき、内から愛の姿へと変えられていく導きを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
アヴェマリアの祈り
アヴェマリア、恵みに満ちた方、
主はあなたとともにおられます。
あなたは女のうちで祝福され、
ご胎内の御子イエスも祝福されています。
神の母聖マリア、わたしたち罪人のために、
今も、死を迎える時も、お祈りください。