2026年11月2日
新しい月、新しい週のはじまり、市街を囲む山肌には※鶸(ひわ)色の木々が増え、風に乗る金木犀の香りが道に漂う朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
※鶸色…スズメ科の小鳥である「まひわ」の羽の色にちなんだ、明るく黄みがかった黄緑色
歴史の勉強をするとき、その時代その時代を生きた人たちの表現活動や思想、信仰などをまとめた文化史という分野に出会いますが、この文化史は、世界史でも日本史でも戦乱の時代にはあまり深まっていないようです。
文化というものは、人間らしい生き方そのもの、人の生きたあかしの積み重なりとも言えますが、大変儚く脆いものでもあります。伝統と名のつくものは、継承者が途絶えたり、何かしらの破壊活動に見舞われたりすると消え去ります。とくに人の願いや思いは引き継いでいくことが難しいものでしょう。文化は、人が人として生まれた喜びを示す営み、ものごとの本質を問う営みでもあり、私たちに郷愁の念が湧く、心が還れる場を与えてくれることもありますね。平和を享受する今、私たちは、自らの好きを探究し、本を読み、芸術やスポーツに親しみ、自由に思いを発信することができています。人々の中で今生まれている新たなカルチャーもまた徐々に「文化」となって受け継がれていくのでしょう。
明日には、文化の日を迎えます。自由と平和を愛し、文化をすすめる日とされています。自由と平和があってこそ深まる文化の意義を問い直しながら、私たちが手を取り合って一人ひとりがより豊かに生きていくことができるよう願い、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。