雙葉日記

2024.06.19

高3 黙想会

「今、なぜ学ぶのか」について考えることのできた一日でした

 6月18日(火)、視聴覚室にて「高3黙想会」が行われました。長崎南山中学校・高等学校校長の西経一神父様をお招きし、学業にいそしむ日常から離れて、神父様のお話にじっくりと耳を傾けました。神父様はご自身の経験やわかりやすい例を交え、時には生徒たちの笑いを引き出しながらも、自然と心が引き込まれる講話をして下さいました。「目に見えるものだけでなく、そこにある“背景”を読み取るために学ぶ」という神父様のお言葉は特に生徒たちの心に残り、今後学ぶことを受身なものではなく、有機的なものとして捉えることができたようです。「人間だからこそ持てる」という、”背景”を読み取る力を身につけることにより、他者の痛みや悲しみを理解し、共感することができます。「他者に勝つ」ためではなく、「人間になる」ために学ぶのだというお話は、これからの学習に対する姿勢に新たな切り口から変化をもたらされたようです。

 講話の後には聖堂で、西神父様の司式によるミサが行われました。各クラス代表の生徒、教員代表による共同祈願では、神父様のお話にもあった「今、ここにいることへの感謝」をそれぞれの言葉で語り、皆がよりよい進路実現に向けて学びを深めていけるよう、また世界平和の実現に向けて、心をこめて祈りを捧げました。

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