雙葉日記

2024.11.05

高2 黙想会

物事を前向きに捉え、視野を広く持つ「光」を与えていただきました

 11月1日(金)終日、シスター延江由美子氏をお迎えし、「高2 黙想会」が行われました。シスター延江は一昨年から本校の高2黙想会にてお世話になっている方で、アメリカを拠点とした女子修道会「メディカルミッションシスターズ(MMS)」会員でいらっしゃいます。この修道会では国際的な医療活動を通して人々に奉仕することを目指しています。シスター延江自身も、医療の道を志してフィリピンやインドに赴いて貧しい地域の方々への医療に携わり、マザー・テレサと時間をともにされたこともあるそうです。また中学校の先生として勤務されたり、その後アメリカに留学して看護学校に学んだりと、様々な人生経験をされてきました。

 講話のテーマは「Let your light shine!」です。このテーマは、聖書の『マタイによる福音書』5章13-22節「地の塩、世の光」という有名な部分から名付けられたものです。

(※Jesus said,”You are the light of the world” イエスは言われた、「あなたがたは世の光である」)

 現在進路選択に向き合っている最中である高2生にとって、シスターの講話は彼女たちの背中を押してくれるものであり、前向きに物事を捉える機会を与えてくれたようです。生徒の感想からは、この講演のテーマにある「光」をシスターから存分に受け取ったことが感じられました。

◆生徒の感想より◆

・人との出会いを大切にし、まず一歩踏み出してみること、行動を起こす勇気を持つこと、諦めないことが自分の人生においてどれほど重要か気づけた。シスターは異文化体験などを通して、実際に現地へ行って交流し、現地へ行かなければ感じられない、目には見えない宝物をたくさん手に入れていた。そしてそれを自分の中で消化してこれから自分がどうありたいか、何をしたいかをじっくり考え、迷い、また行動を起こすことを繰り返していた。その繰り返しが大事なんだと思った。

・今なぜ勉強しているのか、受験が近づき日々の「勉強」というものがゴールになりつつあった状況で改めて自問自答でき、自分の学ぶ意味を考えられたのと同時に、より学業に努めていきたいと思うことができました。

 講話の後、聖堂に移動し、全員でヨガとメディテーション(瞑想)を行いました。自分自身や相手を癒すエネルギーの流れを感じ、心を整えるひと時となったようです。また「祈りのつどい」では、聖歌を歌い、瞑目して一日の振り返りをすることを通して、学年全員で祈りを共にしました。最後に各クラスの代表生徒が共同祈願を唱え、学年の仲間全員に向けて、世界の平和に向けて心を込めて祈りました。自分のことだけでなく「相手のために祈る」という時間の大切さを、ゆったりとした時の流れの中で実感できた一日となりました。

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