4つのコースにおいて、各自で取り組んできた研究について発表しました
3月10日(木)に、高2の生徒によるコース制発表会が行われました。
午前中は体育館にて、各コースのパネル発表が行われました。2時間目は中三、3時間目は高1の生徒が各自興味を持った発表を聞いてまわり、先輩の発表から自分の今後の研究のヒントや粘り強い取り組みの姿勢を学ぶことができたようです。感染症対策のため、当初予定していた保護者の皆様のご来場は叶いませんでしたが、この雙葉日記を通して少しでも発表の様子を知っていただければ幸いです。
午後は講堂にて、国際教養コースのプレゼンテーション発表が行われました。中一から高1までの下級生の希望者や保護者の皆様、静岡大学の留学生の方々もお招きし、たくさんの聴衆を前にして、発表生徒たちはパワーポイントを用いながら英語でのプレゼンテーションを、表情やジェスチャーにも気を配りながら堂々と行いました。発表の最後には質疑応答があり、たいへん活発に意見交換がなされました。
プログラム冊子所載の、各コースの目的と取り組みについてご紹介します。
【生命科学コース】
~身近なナゾの解明に挑む~
課題研究は、命の尊厳ゼミと並んだ活動の柱です。興味・関心に沿って扱うテーマはそれぞれ違いますが、「社会との関わりを考えよう」「校外に向かって積極的に活動の幅を広げよう」ということを大切に取り組んできました。次々に現れる大小のハードルを越える中で、小さな達成感を感じながら探究する力を培ってきたように思います。
【科学技術コース】
~「やりたいこと」を形にする~
科学技術コースでは、調査研究・プログラミング・動画制作・3DCG・ホームページ作成など各自の興味関心のある分野を深く探究してきました。生徒たちは日進月歩の科学技術の動向を見据えながら、テーマについて調べ、理解していく中で、自己のゴールを見出し、それを少しずつ形にしていくことができたように思います。
【社会科学コース】
~自ら立てた問いに挑み、仮説を論証する~
社会科学コースの歩みは、高1で様々な課題を抱える現代社会について調べ、自分だけの問いを見つけ出し、高2でその問いに対する仮説(主張)を論証する論文を書く、というものです。本日は、生徒たちが試行錯誤の末に書き上げた論文の骨子を聞いていただきます。
【国際教養コース】
~一緒に社会を変えていこう~
中三~高1で学んだENAGEEDによって、自分を取り巻く社会の問題点に気づく力やそれを解決する発想法を身につけた高2生が、高1で取り組んだSDGsや自分自身の「未来への志」に伴う諸問題についての主張を発表します。ポスター発表や英語のスピーチで、自分の「主張をプレゼンする」今日の発表会は、「発信力の育成」を目標の一つにしている本コースのまさに集大成になります。
◆中三・高1からのコメントより◆
・【テーマ:日本人から見る安楽死】グラフがあって分かりやすかった。実物があって、何についての資料かわかり、説明を聞きやすかった。(生命科学コース)
・【テーマ:勉強用アプリの作成】実際に画面上で見せながら説明してくれたから、分かりやすかった。「To Doリスト」を使ってみたいと思った。(科学技術コース)
・【テーマ:肉食文化の現状と展望】考えたことのないテーマだったが、知らない言葉もわかりやすく説明してもらえて、すごくありがたかった。牛肉についてもっと対策していかなくてはならないと思った。(社会科学コース)
・【テーマ:多様化した社会に生きる!】解決まで長期にわたる問題だから自分もしっかり知らなければならないと思った。自分たちの文化ややり方を貫くのも大切だけど、お互いを分かり合うことの方が大切だなと思った。(国際教養コース)