雙葉日記

2025.11.17

頭痛教育講演会

本校卒業生の、頭痛専門医の先生に講演をいただきました

 11月5日(水)の放課後に、全校生徒とご希望の保護者を対象とした「頭痛教育講演会」が行われました。講師は本校の卒業生で、長い間頭痛専門医として勤務されている五十嵐久佳先生です。五十嵐先生は、現在日本頭痛学会認定専門医として富士通クリニック、東京クリニックで頭痛外来を担当し、また富士通株式会社では産業医としても勤務していらっしゃいます。この度、母校である本校で頭痛教育を行い、これをモデルケースとして全国に広げることができれば、多くの頭痛に悩む子供たちが救われるであろうという思いから、本校にて講演をしていただきました。

 日本人の約4割がいわゆる「頭痛持ち」だといわれていますが、その中の主たる型の「片頭痛」は10代から始まることが多く、さらに女性は男性の3.5倍以上の罹患率だといいます。本校で行った生徒のアンケートでも、「月に数回以上頭痛がある」と答えた生徒は半数以上で、その中でも「週に数回以上」と答えた生徒が約3割いました。しかし、実際に受診する率は少なく、痛み止めを飲んで凌ぐなどして、「我慢してしまう」人がほとんどのようです。五十嵐先生は「日常生活において、片頭痛による疾病負担は大きいので、我慢せずに積極的に受診してほしい。まずは頭痛について正しい知識をつけてほしい」ということを呼びかけられました。

 質疑応答では、「よい頭痛薬の見分け方を教えて下さい」など、皆が知りたい質問が挙がりました。当日の生徒の週番日誌にも「自分も実は頭痛に悩んでいたのでとても勉強になった」などの感想が見られ、とても有意義な講演会となりました。

一覧はこちら