全校生徒や、保護者の皆様との「繋がり」を感じられた雙葉祭でした
雙葉祭2日目は、昨日よりもたくさんのお客様にご来場いただき、より一層の賑わいを見せました。台風による休校が続いて、準備に不安をおぼえることもありましたが、スローガンの「PHOENIX(不死鳥)」に象徴されるような不屈の精神をもってそれらを乗り越えることができました。前夜の強い雨も嘘のように無事上がり、運動場で盛大なフィナーレを決行することができました。
本日の記事でも、昨日伝えきれなかった、たくさんの見どころを紹介いたします。
本校舎2階エレベーターホール前では、先日の記事でご紹介した「エコカー」の実物を展示しました。お客様も立ち止まって注目なさっていました。
3階の進路指導室では、新聞部員が速報の作成中。(※部員以外は立ち入り禁止の部屋なので、製作の一コマのみお見せしています)
本校舎5階の様子をご紹介します。こちらは、日曜日限定のキリスト教グッズの売店「サンパウロ」。おメダイや焼き菓子、天使や羊のモチーフの小物などが人気でした。
競技かるた部は、袴姿の部員による模擬試合の見学や、かるた体験を実施しました。
放送部は「アメリカンダイナー」をモチーフにした空間を演出しました。フォトスポットも所々にあり、皆で撮影を楽しんでいました。
クッキング部の今年のテーマは「アリス」。こちらは、ティーパーティーを模したお菓子の共同製作です。ハートの女王を模した展示もあり、教室内には甘くて美味しそうな香りが漂っていました。
地学部員によるプラネタリウム解説の場面。小学生のお客様も興味深そうに聞いていました。(本校舎4階)
本日も高3有志の各店が開店。こちらはスイーツの「Punhong Kitty」。クルムボウル(フルーツヨーグルト)やシューアイスなどを販売しました。
午後には、現在大学1年生の卒業生を招いて、お客様や在校生に向けて「卒業生と話そう!」という企画が行われました。雙葉での生活、中学受験・大学受験など、様々なテーマでのアドバイスがありました。(本校舎6階)
各階エレベーターホールには、新聞部による速報が掲示されていました。各部活動に、活動内容を漢字一文字で表現してもらった短冊は、今年度初の試みです。書体にも個性が表れていますね。
ここからは、特別校舎の発表を紹介します。まずは2階の聖堂での、聖歌隊によるミニコンサート。コンサートの時間帯以外には、楽器体験、ガウンの試着も行いました。
3階の美術部のテーマは「アートツアーズ」。共同製作の巨大オブジェの展示や、初の試みである、3DCG制作ソフトを用いた映像による体験型アトラクションをお楽しみいただきました。
アトラクションの後は、美術部員による作品展示にも、皆じっくりと見入っていました。
和室では、浴衣姿の茶道部員によるお茶会がありました。本校舎3階談話ホールでも、椅子席でのおもてなしを行いました。
4階の化学室では、化学部員によるサイエンスショーが行われていました。写真は高2部員の「ゾウの歯磨き粉を作ろう」という実験。他にもスライム・プラ板作りの体験コーナーなどがありました。
1階の大会議室では、後援会主催のバザーが行われていました。どのコーナーも賑わっていました。
続いては講堂での発表を中心に、ご紹介します。講堂棟3階の体育館では、午前中は蒲原中学の皆さんをお招きして、バレーボール部の招待試合を行いました。(黒のユニフォームが本校です)
講堂ステージでの、コーラス部による合唱。「ハレルヤ」をはじめとした、伸びやかで美しいハーモニーをお届けしました。
続いて、吹奏楽部によるコンサート。雨天の場合は講堂の予定でしたが、お天気にも恵まれ、運動場の開放的な雰囲気のもとで演奏ができました。たくさんのお客様にお聴きいただきました。
創作ダンス部の発表。「Etoile」(エトワール=フランス語で“星”、“花形スター”の意)をテーマに、個性豊かなダンスパフォーマンスを披露しました。
演劇部の上演劇「赤池乃愛(アカイケノアン)が本気(マジ)な理由(ワケ)」のワンシーン。主役の赤池乃愛が友人のために「本気」になる姿が、部員の熱演から直接伝えられ、観客を引き込みました。
コーラス部のミュージカル「THE LION KING」。動物の役柄という新たな挑戦に、観客の注目が集まりました。作品全体を流れる「いのちの連環」を、歌と演技を通してお伝えしました。
午後の体育館では、両日ともに書道部が、袴姿でパフォーマンスを披露しました。教室での個人作品展示とはまた違う迫力を、ギャラリーの皆さんに感じていただけました。
高3生は全員、係を担当して雙葉祭を支えてくれました。スリッパ係の他にも、会場整美やジュース販売などを担当しました。
新聞部による速報その2。こちらは、舞台発表の部活動の報告が中心です。
受付近くには「入試質問コーナー」を設けて、お客様からの質問に教員が対応いたしました。
今年度のフィナーレは、コロナ禍が明けて、保護者の方々や卒業生たちも観覧ができるようになりました。部活動ごと輪になってフォークダンスを踊っている姿は、壮観です。
フォークダンスの後の大合唱では、吹奏楽部が伴奏を担当しました。ラストに歌う中島みゆきの「時代」は、自然と部員同士が肩を組んで、万感の思いで合唱しました。
実行委員長の言葉。代々受け継がれてきたこの雙葉祭を、今年も自分たちがバトンを繋ぎ、また後輩へと受け継いでいける喜びを語りました。
本校舎を彩る「PHOENIX」の装飾。最後には実行委員の手により、大きくて赤い「不死鳥」が羽ばたきました。
この雙葉祭の運営を支えてきた「雙葉祭実行委員」は、「ポスター・パンフレット班」「装飾班」「講堂班」「フィナーレ班」の4つの班に分かれて、夏休みから活動を重ねてきました。フィナーレの最後での実行委員長の挨拶では、「PHOENIX」の象徴するものの一つとして、「時の循環」というものがあることから、「この雙葉祭も、中1から高3まで、皆の繋がりによって成り立っています」と述べ、各学年への感謝の気持ちを言葉にしました。各部活動の最高学年である高2生は、コロナ禍の中、一か月遅れの入学式を迎え、様々な行事に制限のある中で学校生活を送ってきました。それだけに、他者との繋がりを貴重だと感じ、行事の復活が叶えられた喜びも一層大きかったと思います。
朝早くからお手伝い下さった保護者の皆様、そして雙葉祭にご来場下さった全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。