雙葉日記

2022.01.26

絵本「かみさまのゆめ」

かみさまの ゆめはなにか しっているかい?

エレベーターホール前に月ごとに掲げられる「今月の祈りのことば」。

1月の祈りのことばはデズモンド・ツツ聖公会大主教のことばです。昨日、朝の祈りの時間には大主教がお書きになった「かみさまのゆめ」という絵本についても紹介されました。

デズモンド・ツツ大主教は昨年末に帰天されました。困難な状況にも希望がいつもあることを伝え続けたその言葉には、深遠で大きな力が宿っているように感じられます。今月の祈りのことばと合わせて、大主教がお書きになった絵本も紹介され、多くの生徒や教員が通りすがりに手に取って読んでいます。

「さあ、かみさまのゆめが かなうように てつだってくれないかい?きみに ひみつを おしえてあげよう…」温かくシンプルなことばで、世界中の子どもたちをわくわくさせながら、デズモンド・ツツ大主教が綴られた愛とゆるしのメッセージが心に沁み入ります。

ツツ・デズモンド大主教
南アフリカ聖公会大主教。1931年南アフリカ生まれ。南アフリカの人種隔離政策(アパルトヘイト)の撤廃と、平等・正義・平和をもたらすために半生を捧げたことを評価され、1984年ノーベル平和賞を受賞。アパルトヘイト廃止後、ネルソン・マンデラ大統領(当時)に請われて真実和解委員会の委員長に就任し、国民同士のゆるしと共存のために尽くした。紛争の終結を支援し、世界規模の問題の解決を図るために平和とゆるしを訴える声として、世界的に重要な役割を果たし続けた。

一覧はこちら