卒業生による講演「猫が教えてくれた『社会を変える仕事の作り方』」を行いました
6月7日(土)午後、「第1回 雙葉アカデミー」を実施しました。「雙葉アカデミー」は静岡雙葉から発信する講演会や体験等のイベントで、子どもたちの未来のために地域の教育の拠点の一つとなり、どなたでも来校できる企画です。今回は、卒業生の小池英梨子さんをお迎えし、「猫が教えてくれた『社会を変える仕事の作り方』」というタイトルで講演をしていただきました。小池さんは、野良猫・保護猫専門のサポートを行う株式会社「ねこから目線。」を設立し、またNPO法人「人もねこも一緒に支援プロジェクト」も立ち上げ、福祉機関と連携をしながら家庭・ペットともに支援を実施する活動も行っています。小池さんが保護猫活動を行ったのは、本校在学中の、中学2年生の頃からだといいます。雙葉生時代の思い出や自身の出会ってきた猫たち、そして保護猫や猫の殺処分などの猫に関わる社会問題について語り、ご自身のプロジェクト立ち上げの経緯や活動内容についても紹介していただきました。
在学時と変わらない明るくユーモアあふれる語り口に、参加者も引き込まれるように耳を傾けていました。質疑応答の時間では、大人・子どもを問わずさまざまな世代のお客様や、雙葉生からもたくさんの質問が飛び交い、活気に満ちた時間でした。
◆アンケートより(抜粋)◆
・ねこを通しての、社会に対する思いや、仕事を立ち上げる仕組みなど、分かりやすく伝えていただきありがとうございました。「好き」を突き進めて、それをお仕事として自立されている小池さんの活き活きとした表情にパワーがあって、こちらもパワーをいただきました。私も「好き」を深掘りしたいと思いました。
・「100人の人に会えば1人くらい良い人がいる」という言葉が印象的でした。ネガティブなことをポジティブに考えられることがすばらしいと思いました。
・猫問題だけでなく、今に至るストーリーもとても惹き込まれました。「個人的に嫌なこと=社会問題のしっぽ」というのはステキな言葉ですね!私も、できることにチャレンジしたいです。 (猫ボランティアに参加されているお客様)
・実際にNPO法人、株式会社で猫の保護活動を立ち上げ、活動されている方のお話を聞けて、とても心が動かされました。小池さんの一言一句が全て良い刺激になりました。 (子供のころから保護猫を飼っていらっしゃるお客様)
・当時の仲間が活躍してこのような講義をしている姿を見て、うれしく思いました。会社を立ち上げるきっかけや、それまでの経緯が聞けてよかったです。これからの社会は、自分で生きる道を作る力が必要になってくるので、そのヒントがあったのではないかと思います。 (小池さんの同級生)
・高校生からコース制の活動が始まるので、ぜひ猫について探究してみたいと思いました。 (在校生)
・小池さんは、私と同じくらいの年から、将来のことや達成したいことを決め、それについて調べて、今でもその目標に向かって進んでいて、私もそんなふうになりたいと思いました。これから野良猫を見た時は、今までと見方が大きく変わりそうです。 (在校生)
・猫を拾ったという、1つの小さなところから、猫を助けるために活動をしているところが興味深かったです。また、その活動も雙葉で学んだことをきっかけに考えていて、私もこの学校生活で何かのきっかけから楽しめることを見つけていきたいと思いました。 (在校生)
・約2時間、とても楽しくお話を聴かせていただきました。私は高3で、今年はきっとたくさん大変なことがあるかもしれませんが、ポジティブさと、挑戦することを大切に、そして命にまっすぐ生きていきたいと思います。 (在校生)