雙葉日記

2024.10.01

後期が始まりました

さまざまな体験を通して自らの成長に繋げることができますように

10月となり、本校では後期がスタートしました。

本日は講堂で後期始業式・ホームルーム委員任命式・生徒会役員交代式が行われました。後期の始めにあたり、全校で心を合わせて主の祈りを捧げました。校長先生のお話では、イエス・キリストが受難を前にして語られた言葉(ヨハネ14章27節)が紹介されました。

わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。

前半の「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和をあなたがたに与える」という言葉はミサの式文にも取り入れられている大切な言葉ですが、さらに加えられている後半の「わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない」という言葉には、イエス・キリストが何を願いながら自らの命を捧げたのかをうかがうことができる重要なヒントが与えられている、ということをお話くださいました。また、マルコ10章42節~44節で弟子を諭した言葉についても触れられ、イエス・キリストがもたらそうとした平和のあり方について理解を深める有意義な時間となりました。

ヘブライ語で、平和を意味する言葉は「シャローム」といい、平和の包括的な意味を持っているそうです。「繁栄」「幸福」「無事」「満足」などの意味をあらわす言葉でもあり、「生命の充足」を意味する平和のあいさつの言葉でもあるそうです。

お話の最後は「後期は中学1年生から高校2年生は修養会・錬成会・体験学習・研修会・研修旅行と学年の行事が行われます。さまざまな貴重な体験を通して自らの成長に繋げていくことができますように。また高校3年生は、自分ひとりではないことを思い起こし、ともに頑張る仲間とともに心を強くして皆で頑張ってください」との言葉で締めくくられました。

「平和をもたらす人は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる(マタイ5章9節)」という言葉を心の中に携え、お互いを大切にしながら後期の日々を歩んでいくことができますように。

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