「挨拶」を通してお互いを受け入れ、周囲のために行動していきましょう
4月8日(火)、講堂にて「始業式」「対面式」が行われました。
始業式での校長先生のお話では、互いを受容し心を開くきっかけとなる「挨拶」を大切にし、また自分の行動や進路の選択については、「自分のやりたいこと」だけでなく「自分が望まれていること(使命)」についても考えて選択して下さいとお話し下さいました。
対面式では、生徒会メンバーがスライドを用いながら、新入生に向けて学校行事を紹介しました。生徒会長からは、「一つ一つの機会を大切にし、失敗を恐れず挑戦する姿勢を持って学校生活を送って下さい」というメッセージが送られました。
新入生は、今週の午前日課で行われる様々なオリエンテーションを通して学校生活について知り、いよいよ翌週には授業が始まります。雙葉での生活に慣れていきながら、知の世界を広げることを楽しんでいってほしいと思います。
◆新入生代表の言葉(全文)◆
少しずつ暖かくなり、色とりどりの花が咲き誇る季節となりました。私たち100名は、昨日静岡雙葉中学校に入学しました。そして、新しく始まる学園生活に胸をふくらませています。それと共に、校長先生、理事長先生、たくさんの先生方や上級生の皆様がこうして迎え入れてくださったことを嬉しく思い、とても感謝しています。また、99名の同級生と、学園での6年間を共に過ごせることがとても楽しみです。私たちは、小学校6年間でたくさんの経験を積み、先日卒業しました。
様々な思い出がありますが、私はその中でも、修学旅行が特に印象に残っています。修学旅行で訪れた上野動物園では、班ごとの自由行動がありました。私の班は、パンダを見ることを計画していて、とても楽しみにしていました。ところが、待ち時間が予想の2倍以上もあることが分かりました。修学旅行に行く前に先生方から時間に余裕を持って行動するようにとご指導を受けていたので、あきらめることも考えました。しかし、班で話し合った結果、他の予定していた動物を見る時間をけずってでも見たいと全員の意見が一致しました。待ち時間はとても長かったけれど、みんなで支え合い、2頭のパンダのかわいい姿を見ることができました。さらに、残りの時間で予定していた動物もほとんど見ることができ、集合場所にも5分前に到着することができました。修学旅行が終わってからも、クラスでは授業開始の1分前には着席を心掛けることができるようになりました。私は、この経験を通して仲間と協力することと、時間に余裕を持って行動することの大切さを学びました。
中学生になり、雙葉祭や体育祭などの行事や部活動が始まることを楽しみにしています。そのような活動の中で、たくさんの人と関わり、コミュニケーション能力を高めていきたいです。いろいろな関わりの中で、他の人の意見と自分の考えが違うことがあるかもしれません。そのような時でもそれを一度受け入れ、解決策を共に考えることで自分の成長につなげていきたいです。そして、困難を乗り越えていく中で多くのことを学び、いろいろなことに生かしていきたいと考えています。また、これからは、自分が得た知識や経験を一人のものにせず、少しでも多くの人と共有したいです。そして、たくさんの人の役に立てるような人になりたいと思っています。また、日常で同じ目標に向かって努力を共に重ねる仲間のことを大切に思いたいです。
最後になりますが、私たちが、これまで経験してきたことや学んできたことを存分に生かし、助け合い、協力して、みんなが学園生活を楽しむことを誓い、あいさつの言葉といたします。
(中1・粟井采那さん)