学校での時間を共にすることを通して、交流校との絆が深まりました
10月16日(木)に、台湾暁明女子高校の先生方と、生徒39名が本校を訪問しました。暁明女子高校は本校と同じカトリックのミッションスクールです。学校間の交流を始めて10年目を超え、校内でも恒例の行事として定着しつつあります。
3時間目の時間帯に、中3・高1の生徒たちによる「歓迎セレモニー」を行いました。その後は中3、高1の8クラスに4~5名ずつ分かれ、有志でバディ役を務めた生徒と一緒に教室に入り、授業を一緒に受けました。
生徒たちは共通言語である英語を使ってコミュニケーションをとるうちに、好きな音楽やアニメの話ができたり、共通の話題で盛り上がったりして、等身大の女子学生として会話を楽しむことができました。同じアジアの国だからこその文化的な共通点や相違点を見出すことができ、有意義な文化交流の時間となりました。生徒たちの当日の週番日誌には、「暁明高校の子は可愛くて日本語がとても上手で、日本語での会話もたくさんできた」「キャラクターの“ちいかわ”を漢字で表記してもらった」「英語の時間のゲームをお互い真剣に取り組めた」「数学の授業を一緒に受けた時に、暁明高校の学生さんが問題を解くのがとても速くて驚いた」など、さまざまなコメントがありました。
3時間目に講堂で「歓迎セレモニー」が行われました。まずは暁明高校の教頭先生と、本校の校長とで、記念品交換を行いました。
暁明高校の学生さんが、英語で学校紹介をしてくれました。お昼の日課では、ランチタイムの後に校内の清掃をし、その後午睡(nap)の時間があるのだそうです。
学校紹介の後、暁明高校の校歌と英語の歌を披露してくれました。
本校の高1の代表生徒が、中国語でご挨拶をしました。
本校の校歌を歌った後、聖歌「御手の中で」を英語で合唱しました。同じカトリック校の暁明高校の皆さんにも楽譜をお渡しして一緒に歌っていただきました。
この後、各クラスのバディの生徒(※緑色の紐のネームプレートを下げています)が暁明高校の皆さんをご案内し、4時間目の授業を一緒に受けました。写真は中3・理科の授業。物理分野の「物体の運動」に関する実験をしました。
高1・美術選択者の授業の様子。ステンシル(※型紙越しに絵の具を転写する技法)によるデザインを行いました。
高1・音楽選択者の授業の様子。一緒にお琴を演奏し、日本文化を味わっていただくよい機会になりました。
4時間目の授業の後、お昼ご飯を一緒に食べました。もうすっかり打ち解けていることがわかります。こちらは中3の教室。
高1の教室でも、各クラスでバディの生徒が隣についてランチタイムを楽しんでいました。皆良い笑顔ですね。
5時間目の授業が始まりました。写真は中3・地理総合の授業で、中国語も用いてクイズを行いました。写真は「日本で売られている服のうち、輸入されている服の割合はどのくらい?(ヒント:日本の食料自給率は約38%)」という問い。
それぞれの問いに対して、自分の考える答えが割り振られた教室内のエリアに移動しました。ちなみにこの日の単元目標は「服やファッションに関する社会課題等に関心を持つ」というものでした。
高1・保健の授業。「交通における安全」という単元で、道路上で予測される事故やその影響について皆で考えました。その後は、交通事故が起こることによって、取るべき3つの責任について学びました。
高1・英語の授業では、ビンゴゲームを行いました。リストに示された「like K-pop」「love sushi」「have worn a kimono」などの項目を選んで用紙のマスに記入し、相手にそれを尋ねて「Yes」の返答があればその項目のマスにチェックしていきました。クラスメイト、暁明の学生さんどちらにも「Yes」をもらえそうな項目を真剣に考えていました。