2023年6月27日
新しい週のはじまり、6月も最後の週、急な蒸し暑さに思わず熱を冷ますお料理や涼しげなお出かけを思い浮かべて暑気を払う朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
6月の祈りの言葉に「すぐれた芸術家は、ごくつまらない筆を使って最も美しい絵を描きます」を選びました。カトリック教会の聖人、アンドレ・べセット修道士が、自らの人生を要約した言葉です。カナダの小さな村の貧しい農家に生まれたアンドレは、幼くして失くした母の教えに従い、生涯を神さまと他者のために捧げることを誓い、修道士となります。
生来病弱だった彼ですが、その身を押して病に伏せる人々に献身的に尽くしました。芸術家は神さまのことを、ごくつまらない筆はアンドレ自身のことを表しています。順風満帆な時はもちろん、そうでない時も神さまは必ず私を生かしてくださるという彼の厚い信仰に倣い、自らをいつも生かそうとしてくださる存在を知りながら、歩むことができるよう願い、手を合わせて祈りましょう。
わたしをお使いください
主よ、きょう一日、
貧しい人や病んでいる人を助けるために
わたしの手をお望みでしたら
きょう、わたしのこの手をお使いください。
主よ、きょう一日、
友を求める人々を訪れるために
わたしの足をお望みでしたら
きょう、わたしのこの足をお使いください。
主よ、きょう一日、
優しいことばに飢えている人々と
語り合うため、わたしの声をお望みでしたら
きょう、わたしのこの声をお使いください。
主よ、きょう一日、
人は人であるという理由だけで
どんな人でも愛するために、
わたしの心をお望みでしたら。
きょう、わたしのこの心をお使いください。