2023年6月19日
新しい週のはじまり、朝早い時間でもお日様は随分高いところに昇っていて夏至の日が近いことを感じさせる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんは今住んでいる街や、学校があるこの静岡の街は好きですか。78年前の今日、同じようにここに住んでいたり働きに来ていたりした人たちに愛された街は一夜にして焼け野原となりました。空襲により静岡では約2000名の方が犠牲となり、現在毎日徒歩や自転車で通っている学校や駅の周辺は、どこも大きな炎に包まれ灰となった過去があることを私たちは忘れないようにしなくてはいけません。市立病院の看護師さんたちが患者さんの救出に際して殉職されたお話や、日赤病院前のクスノキが戦禍に見舞われながら奇跡の復活を遂げたお話など、この街にも戦中戦後を必死に生き抜いた人々が語り継いでくださっている様々な物語があります。
自分の住む街の歴史を知ることは平和への志を抱くはじめの一歩です。時を経ているからこそ知る努力も必要です。忘れてはいけない過去の悲しみや痛みから受け継がれる平和のバトンを私たちも繋ぎ続けることを誓いながら、手を合わせて祈りましょう
平和を願う
神よ、あなたの平和のためにわたしを役立たせてください。
憎しみのあるところに、愛が、
争いのあるところに、和解が、
分裂のあるところに、一致が、
疑いのあるとろに、信頼が、
誤りのあるところに、真理があるように働かせてください。
絶望から、希望へ、
悲しみから、喜びへ、
やみから、光へ、わたしたちを歩ませてください。
神よ、慰められることよりも、慰めることが、
理解されることよりも、理解することが、
愛されることよりも愛することができるようにさせてください。
与えることによって与えられ、
ゆるすことによって、ゆるされ、
あなたのためにいのちをささげることによって、
永遠のいのちが受けられます。
アシジのフランシスコの祈り