2025年10月14日
新しい週のはじまり、渡り鳥の南への旅の便りが届き始め、季節を前に進める霧雨の降りしきる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
「皆さんに今日もなにかいいことがありますように」、ある朝のラジオ番組でアナウンサーの方が必ずおっしゃる言葉です。この方のこだわりなのだと思いますが、毎日心を込めて言葉に載せた思いはきっと本当にそのように何かを変えていくように感じます。
昨日はスポーツの日、今年も先月の世界陸上や来月のデフリンピックなど、日本でも大きなスポーツイベントが目白押しですが、その身ひとつで、自分やチームの可能性の広がりを信じ、より速く(Citius)、より高く(Altius)、より強く(Fortius)を求め、人間の限界に挑戦していく選手たちの姿は、本当に美しいものです。
体を動かすことは、生きることそのもの、私たちに神さまが与えてくださった自由さの象徴(しるし)です。日々皆さんの心のうちにも、それぞれの自由さゆえに生まれる、前向きなワクワクがきっとあるでしょう。そのワクワクする「こうなったらいいな」「こうできたらいいな」を追い求め、毎日の弛まぬ努力を重ねていくこと、いかに美しく、洗練したものとしていくかを探究する物事は、私たちの人生全体を豊かにしてくれるものになるでしょう。
気候もよく、なにかに没頭、集中して取り組むことに向いた秋、そのような物事との交わりが、私たち一人ひとりを大きく育ててくれるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。