2025年10月2日
新しい学期のはじまり、お堀の土手や街角の家の軒先では彼岸花や風船葛など、秋の彩りが目を楽しませてくれる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
秋は、読書や食欲など、なにか言葉を加えて「〇〇の秋」と呼ばれることが多いですが、皆さんはこの秋をなにの秋にしてみたいでしょうか。
昨日校長先生がご紹介くださった、人を自分の秤で量り、裁いてしまうことをたしなめる御言葉(みことば)のすぐあとには、他人のおが屑のような弱さばかりに気を留め、苛立っていると、自分がもつ丸太のように大きな弱さへの気づきの機会を失うという言葉が続いています。どうかこの秋を自分以外の誰かの姿や言葉や望みに振り回されるものではなく、自分の視点、自分の思いで自分自身を見つめ、伸ばしていける時節としたいですね。
あなたはあなただから尊く、大切なのだ、間違いなくあなたは愛されている存在なのだ、という福音の中心メッセージにあらためて心を向け、自らの翼を自ら折ってしまうことなく、羽ばたいていくことができますように。神さまの温かな見守りと、その背を優しく押す導きを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
人に愛をあらわす
天の父よ、あなたはわたしたちに
自分を愛するようにひとを愛しなさい、
と命じました。
わたしはあなたの望みどおり、人のよい点を認め、
ひとの過ちをゆるし、ひとの立場を理解し、
協力することに努めます。
キリストよ、あなたは惜しみなく、
すべての人にゆるしとしあわせをあらわしました。
わたしがひとの弱さや乏しさに
すすんで愛を示すことができるように
導いてください。