2025年7月14日
新しい週のはじまり、澄み渡る夏空の下、響き渡る蝉時雨が本格的な夏の到来を告げる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
夏休みを目前に控え、7月の日課も最後の週を迎えています。
皆さんには、なにかこの夏の目標があるでしょうか。
今月の祈りの言葉は、4月に天へ帰られた、前のフランシスコ教皇様が日本へいらした際、空港で出迎えた高校生に向けて述べられた、「歩みなさい。そして転びなさい。躓いては立ち上がることで新しいものが見えてくる。人生が広がっていくのです。」を選びました。
この夏、何か初めての体験への挑戦が控えている人もいるでしょう。海外へ出かける人、大きな研究に取り組む人、部活の大会や発表に向けて力を尽くす人、先の進路を考えて大学などの見学やワークショップへ参加する人、ご家族や友人との思い出となるような計画がある人、過ごし方はさまざまでも、きっと日常より少しだけ大きなステップを越えなければならない機会がそれぞれにあるのではないかと思います。なかには、失敗や挫折への恐れや不安から歩み出すことへの躊躇いが生まれるものごともあるかもしれません。
「歩みなさい。そして転びなさい。」という言葉、転んでは起き上がり、前を向き、希望のうちに新たな一歩を踏み出す一人ひとりの背を神さまが支えていることを伝える言葉のように感じます。この夏のそれぞれの挑戦の大きな実りを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。