2025年7月7日
新しい週のはじまり、雲が広がる空模様、ひととせにひとよの出会いの織姫と彦星を思うと、今晩の星空の様子が気になる七夕の朝です。
今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんは夜空に広がる星々を眺めるとき、どんなことを心に想うでしょう。
七夕の物語のような、神話や伝説のお話に思いを馳せるでしょうか。その美しさをメロディーとして奏でたり、何か形にして描こうとすれば芸術の扉が開くでしょう。体を動かして踊るような身体表現もあるかもしれません。文学や芸術が生まれると文化や習俗、批評や評論、その歴史も生まれてきます。芸術や国語や社会の世界が開けてきます。節句の行事食である、おそうめんをいただいたり、織姫の由来に倣って機織りを行えば家庭科の窓が開きます。他国の物語を紐解けば語学の扉が、星空そのもの、宇宙の不思議、その構造や星々の明るさに迫れば、理科や数学の扉が開いていきます。
見上げる夜空だけとっても、人はどれほどの知恵や知識を蓄えてきたのだろうかと、人の叡智の煌めきに圧倒されますね。星々をつないで星座が描かれるような、学びの点と点が繋がったときの知的な感動は、なにより人を深めます。
テスト週間となる今週、日々の学びの歩みが確かに私を強め、その心を深めるものとなるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。