2025年6月16日
新しい週のはじまり、6月も半ばを過ぎて梅雨の中休みでしょうか、街行く人は額を扇ぎながら、汗をぬぐいながら歩く夏の暑さが感じられる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんは「あう」ということばを聞いたとき、いくつの漢字が思い浮かんでくるでしょう。日本語には、異なる漢字ながら同じ訓で読む、異字同訓のことばが多く存在します。「きく」や「つくる」、「おもい」などは、すぐに2つ以上の漢字が思い浮かぶのではないかと思いますが、そのそれぞれの漢字が伝える意味やもたらす印象は異なりますね。そうした漢字の選び方ひとつとっても、耳で聞く言葉と同じくらい、目で見て読む言葉にも、伝えようとする人の思いやこだわりがよくあらわれます。
さまざまな言葉との出会いは、感じること、表現することのできる世界を広げていきます。各々ひとりで言葉と向き合う読書週間の今週、作家さん、著者の方とどのような交わりがあるでしょうか。言葉とともに生きるとき、人は自らのうちに涸れない泉があることを発見します。私が私として立っていられるよう支え続けてくれるような言葉との出会いに恵まれることを願いながら、手を合わせて祈りましょう
*参考:若松英輔『ひとりだと感じたとき あなたはさがしていた言葉に出会う』亜紀書房
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。