2025年6月2日
新しい週のはじまり、6月を迎え、雲間から初夏の日差しがこぼれる朝、どこの学校も衣替えが進み、明るい色の制服が増えましたね。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
昨日の夕方4時10分で能登半島での地震から1年半が経ちました。
皆さんは、災害ボランティアに参加したこと、参加を考えてみたことはあるでしょうか。全国各地から集い、年齢も職業も参加の動機も異なる人が集まるボランティアですが、初対面でも気持ちを一つに作業を進められるのは、私たち人には誰にも、人の痛みを自分の痛みといて考え、寄り添おうとする心があるからでしょう。
一昨日には、また災害関連死の方が増えた600名という犠牲者の数が伝えられました。最も被害の大きかった珠洲や輪島では、大雪や土砂災害によりずっと残されていた瓦礫がようやく取り除かれ、いたるところが更地になってきました。歯抜けになった街を歩き、減ってしまった人が戻ってこない街並みを見るとき、被災者の方々はどんな想いでいらっしゃるでしょうか。創立者バレ神父様のみ心に倣おうとする私たちですが、本当に小さくされた人、声の小さな人の叫びに耳を傾けることはできているでしょうか。頑張ってくださいではなく、私たちが頑張ります、と言えることを探して勇気をもって行っていくことができるよう、励ましと導きを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
災害のときに祈る
神よ、あなたのあわれみは尽きることがなく、
願う人にはいつも新たな恵みが与えられます。
災害を受けた人々をかりみ、
ふたたび立ち上がる力をさずけてください。
キリストよ、あなたはわたしたちの労苦を背負い、
苦しみを担いました。
いま災害を受けた人々の苦しみを
少しでも軽くするように、わたしも努力します。
このこころざしを祝福してください。