雙葉日記

2025.03.10

今朝の祈り

2025年3月4日 

新しい週のはじまり、三寒四温の春への歩み、また少し肌寒い風に首をすくめて歩く人の多い朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。

昼は煙に覆われ、夜の暗闇にもちらちらと赤い炎が連なる様子や鳴り響く消防のサイレンに、14年前の津波の後の三陸の姿を重ね合わせる人も少なくないでしょう。来週に14年目のあの日を迎える岩手県の大船渡を山林火災が襲い続けています。発災からまもなく1週間、再び寒さの厳しいこの時期に避難生活を強いられる方々の不安に心を寄せて祈りたいと思います。

14年目を迎えようとする東日本大震災の被災地、未だに夢じゃないか、いつこの夢から覚めるのか、と、もがき苦しみ続けておられる方、その苦しさの中、すでに人生を終えてしまった方も多くいらっしゃいます。自分は無事でも、無事でなかった多くの人のために心を痛め、自分が生き残ったことを責め続ける方もいらっしゃいます。

ひととき、私たちがもてるかぎりの想像力を使い、被災された方々に心を寄せましょう。東北の多くの墓跡に刻まれる平成23年3月11日の文字の下に眠っておられる方々のご冥福を祈るとともに、今もなお一瞬のうちにすべてを失うという耐え難い体験を昨日のように感じ、辛い心境の中にある人々の心に、少しでも希望の光が差し込み、笑顔を取り戻すことができるよう、手を合わせて祈りましょう。

災害のときに祈る

神よ、あなたのあわれみは尽きることがなく、

願う人にはいつも新たな恵みが与えられます。

災害を受けた人々をかえりみ、

ふたたび立ちあがる力をさずけてください。

キリストよ、あなたはわたしたちの労苦を背負い、

苦しみを担いました。

いま災害を受けた人々の苦しみを

少しでも軽くするように、わたしも努力します。

このこころざしを祝福してください。

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