2024年12月2日 朝の祈り
新しい月、新しい週のはじまり、澄み切った冬の空に市街を囲む山の稜線が映え、柔らかな日差しに山肌を彩る木々が一層温かみの色を見せる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
皆さんの中に何かをじっと待つということが得意な人はどれくらいいるでしょうか。忍耐強い人、そうでない人、それぞれの性格もありますが、日常のあらゆるものが便利になりサービスとして提供されるようになった現代では、総じて、少し苦手なことになってしまっているかもしれません。
カトリック教会の暦では、待降節に入りました。救い主の降り立ちを待つ、大いなる喜びを待ち望むことを思い起こすひとときです。スピードの速い世の中、特に何もかもが忙しなく過ぎ去る年の瀬に、時間をかけて何かを待つことの大切さも思い出させてくれます。私たちの道の先には、自分のことを待っている誰かや何かが必ずあります。今ここだけの出来事や自分の姿に絶望してしまうようなことなく、いつも希望を携えて歩んでいくことができるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
待降節の祈り
神よ、イエス様の誕生を待ち望んで祈ります。
日頃、わたしたちは、あなたの愛から離れ、
自己中心的な思いにとらわれてしまうことがあります。
わたしたちが、この世界や、自分の中の闇に気付き、
心からイエス様の誕生を迎えることができますように。
そして、自分の弱さや欠点もイエス様のやさしさのうちに受け入れ、
感謝の心で人々に奉仕できるように助けてください。