2024年11月18日
新しい週の始まり、梢の葉を落とした木々の間から見える広くなった空の色が少しずつ薄くなり、秋の背中を押す冬の姿を感じる朝です。今日もよくいらっしゃいました。
朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
私たちは生まれてから過ごしていく年月に対し「歳を重ねる」という表現を用いることがあります。「重ねる」という言葉、それまであったものを無くして新しいものが作られるのではなく、木々がその幹のうちに年輪を増やしていくように、これまでのすべてが積み上がり、その上により広く豊かな今があることを教えてくれる素敵な日本語ですね。
私たちは日々、そのように経験や出会いや気づきを重ね、特に教科の学びでは、活動や行為の源となる言葉、ものの見方や考え方、この世界の成り立ちや秩序、世の中の仕組みを知り、見える世界を広げ、豊かに生きる礎を築いていっています。
今週は全校一斉に試験を迎えます。懸命に重ねている学びの一つひとつを確認しながら、その知の尊さへの気づきを得、より豊かな生へと進む歩みへの助けと導きを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。