2024年10月7日
新しい週のはじまり、明け方、東の空に宵の明星と冬の星座を形づくる明るい星たちが煌めく秋の朝、今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
今月の祈りの言葉は「主の呼ぶ声に従い、日々を生きる人は、愛と勇気に満たされその道を歩む」という、長崎の神父様が作詞作曲された聖歌の一節を選びました。
キリスト教には、すべての人は、神からいのちを与えられ、その人として生きる使命が与えられているという考え方があり、「召命」という言葉で表します。それぞれに人の言葉や思い、祈りに触れ、学年によってはそれが息づく現場を訪ねるこの秋、触れたものに呼び起されて、自らの心の奥底に響く声に耳を傾けたいですね。高校3年生は、お出かけはないですが、これまでに聴き、実感してきた呼びかけに応じる私をまさに完成させていくひとときでもあるでしょう。心の奥底に響く呼び声、私にどう生きてほしい、誰とともに生きてほしいと願う声、自分の深い深い望みは神さまの望みと重なります。
一人ひとりが、今ここに生かされてある恵みにあらためて気づき、沈黙や語らいの中で自らの尊い存在そのものを生かす道を探していく歩みの上に、神さまの豊かな祝福と導きを願いながら、手を合わせて祈りましょう。
朝の祈り
新しい朝を迎えさせて下さった神よ、
きょう一日わたしを照らし、導いてください。
いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。
物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、
いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも
感謝すべきものがあることを、悟らせてください。
自分のしたいことばかりではなく、
あなたの望まれることを行い、
まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを
見いださせてください。