「PEACE」のスローガンのもと、平和について体験的に学び、考える機会となりました
10月29日(水)~11月1日(土)の3泊4日で、中3生徒が沖縄へ体験学習に赴きました。今年度のスローガンは「PEACE」。これは「平和」について深く考えることに加え、それぞれの頭文字のアルファベットには「Perceive(気づく)」「Evolve(進化する)」「Active(行動・活動)」「Considerate(思いやり)」「Effort(努力)」という、この体験学習で心に留めておくべき、一歩ずつ前に進むための大切なメッセージが込められています。
(※しおりより抜粋)
生徒たちはこれまで、「沖縄の地理的環境と生物」「琉球王国までの沖縄の歴史」「明治時代から沖縄戦までの歴史」「戦後の沖縄と今」という4つのテーマについて、班ごとに分担して事前研究を行ってきました。沖縄では現地の豊かな自然に触れながら、事前に学んだことをより深めることができました。とりわけ沖縄戦に関する訪問地については、生徒たちにとって重い内容もありましたが、それらをもしっかりと受け止め、自分たちにこれから何ができるかを考える機会となりました。
日程は、以下の通りです。
【1日目】
移動
エイサー鑑賞
【2日目】
美ら海水族館
ジュゴンの里
佐喜眞美術館
【3日目】
ひめゆり平和祈念資料館
ガマ見学
平和祈念公園
おきなわワールド
首里城公園
【4日目】
開南教会(まとめの集い)










◆実行委員長のコメント◆
私たち実行委員は、「それぞれが平和について考える時間となるように」という思いを込め、各アルファベットに意味を託した「PEACE」をスローガンに掲げました。
現地では、戦跡や芸術を通して沖縄戦について学び、国籍を問わず多くの犠牲者の名が刻まれた「平和の礎」の前で命の重みを感じました。その中で「自分の命も他人の命も大切にしなければならない」という意味を持つ沖縄の言葉「命どぅ宝(ぬちどぅたから)」に出会い、その精神を受け継ぐ人々の平和への強い願いに心を打たれました。
今回の学びを通して、私たちは「無関心という姿勢こそが平和を遠ざける」ということを実感しました。沖縄で知り、感じ、受け取った想いを、これから言葉と行動で伝えていくことこそが、私たちに託された使命だと感じています。