雙葉日記

2026.03.25

中2美術 研究授業

「芸術表現の意味について考える」というテーマでの授業を行いました

 3月17日(火)は、全校で今年度の最後の授業が行われました。その中で、中2の1クラスでは、美術科の研究授業が実施されました。テーマは「芸術表現の意味について考える」というものです。

 授業の冒頭では「芸術(美術)表現とはどのようなものか?」「美術表現は何のためにあるのか?」などの問いについて皆で考え、自由に分かち合いました。そして、美術表現の一分野である「インスタレーション」についての定義を学び、実際の芸術家の作品例を鑑賞しました。

※インスタレーション…ある場所にオブジェなどを配置し、鑑賞者に対して、空間全体を一つの「作品」として体験し、その世界に入らせる美術表現のこと

 1月末から2月中旬にかけて、本校の美術室前に展示された「中学美術作品展」をご覧になった方は、天井から吊るされたモビール作品が記憶に残っているかと思います。あのモビールは中2の生徒たちの作品で、今回の研究授業では美術室前の廊下一帯に、全員のモビール作品を展示しました。全く照明の当たらない暗がりの状態、自然光のみ差し込んだ状態、そして照明の角度や光の量によって、モビールの吊るされた空間の見せる表情はさまざまで、これもインスタレーション的な空間表現だといえます。教員の説明の後、生徒たちは廊下に出て、その表情の違いを鑑賞しながら、「この感じの光の当たり方がいい!」など、空間が最も美しく見える光の状態を探っていました。そして、インスタレーションの定義にもある「一定期間の展示」としての、今この瞬間にしかない展示状態を形として残すべく、一人ひとりがタブレットを手にして撮影しました。


 生徒たちは、この授業を通して「表現する」ということはある時は身近なものでもあり、またある時は人生を賭した大きなものであることを実感し、最後に「自分が芸術家だったらどんな表現をしたいか?」という問いについて一人ひとりが考えました。中3になって、より抽象的で高度な作品に取り組む際に、ここで考えたことを核として思い思いに表現し、互いの表現から学んでいってほしいと思います。

一覧はこちら