雙葉日記

2025.12.13

中2総合「Tell Us Your Life in Shizuoka!」

県内の留学生の方々をお招きして、交流を行いました

 12月5日(金)の6~7時間目に、中2の総合的な学習の時間にて、国際教養コースによる授業「Tell Us Your Life in Shizuoka!」を行いました。この授業では、「ふじのくに国際交流親善大使」の4名の留学生の方々をお招きして、静岡に住む海外の方々が、静岡で(日本で)生活するにあたってどのような問題を感じているかを知り、解決策を考えることを目標としています。親善大使の方々の出身国は、インドネシア・ベトナム・ミャンマー(2名)です。生徒たちにとってこの時間は、東南アジア諸国の文化を体験し、肌身で感じて学ぶ機会にもなりました。

(※ふじのくに国際交流親善大使…静岡県内の国際交流活動や多文化共生活動を通して活躍することを期待された民間大使。県内の大学に在籍する留学生が委嘱されて活動しています)

 6時間目は各ホームルーム教室で、親善大使の方々のお話をうかがいました。それぞれ、「自分の国に関して(地理・歴史・文化など)」「静岡に来た理由」「親善大使としての活動」「静岡(もしくは日本)に来て困ったことや問題点」「こうだったらもっと楽だったのになぁと思うこと」というトピックでお話をして下さいました。

 7時間目は体育館に移動し、各クラス単位で順番に、それぞれの親善大使の方々との異文化体験を行いました。インドネシアの方は「楽器(アンクルン)の演奏」、ベトナムの方は「ベトナムに関するクイズ」、ミャンマーの方は「集団でできるゲーム」「伝統的な衣装の着付け」をして下さいました。私たちと同じアジア圏の文化ながら、初めて体験するアクティビティばかりで、生徒たちは新鮮さに目を輝かせて、笑顔いっぱいに取り組んでいました。

【生徒の感想より】

・私たちのクラスにお話に来てくださった留学生はインドネシア出身のイスラム教の方だったので、1日5回の礼拝や食事のルールなどの厳しい宗教の規則があり、「出先や日中では、どこで礼拝をするのか?」「日本で料理に使われる醤油やみりん、豚肉などは外出先でどう避ければいいのか?」などの問題に直面していました。すでに、イスラム教の方向けのレストランガイドや、周囲の方々の支えで礼拝の場所などは確保できているそうです。静岡に来る外国人の方が皆イスラム教の信者ではありませんが、簡易的な礼拝所の設置や、頼めば食材や調味料を抜いてくれるなどの、周りの人たちの理解が解決に直結する最善策だと思います。異国の地で異国の文化を貫くためには、互いの協力と支えがあってこそだと思いました。

・水位が上がって水浸しになっている街(ベトナム)の話が印象的です。静岡で暮らしていて地球温暖化を感じることはあまりないけれど、こうやって直接日常の生活に被害が出ているところがあると知りました。

・ベトナムという国が中国の影響を色濃く受けながらも、ちゃんと自国のものとして確立している文化があるということが興味深かったです。衣服にその特徴がよく現れていて、ベトナムの伝統衣装アオザイは確かに中国らしさもありますが、服の構造に違いがあってベトナムならではの衣装になっていました。遠いヨーロッパの国の文化こそ詳しいですが、自分たちと姿が似た近隣の国でも各々の文化がありとても面白かったです。

・ベトナムの文化は日本と似ているところもあり、中国の文化も少し混ざっていてとても面白いと思いました。特に食べ物はメジャーなものが多く、知っているものが多かったです。今度近所のベトナム料理屋さんに行ってみようと思いました。

・外国人だからという偏見や態度があるという問題に対して、そういった態度を私達がしてしまうのは「知らない」という不安によるものだと思うので私達日本人が相手の事やコミュニケーションの仕方を学ぶことが大切だと思います。

・言語を学ぶためのコツも聞いて、まずは自分で話すという機会を作らないといけないと知った。何でも自らチャンスを生かすことが大切だと知り、とても納得した。

・文化体験ではベトナムのクイズに答えたり、ミャンマーの民族衣装を着てみたり、普段では体験できないようなものばかりで貴重な経験になりました。

・今まではアメリカやイギリスなどの文化を学ぶことが多かったけれど、今回は近いアジアの国について学ぶことができてよかったです。外国の文化を体験するときに日本ではなかなか見ない楽器(=インドネシアのアンクルン)がありました。その楽器は穴の部分を叩いたり小刻みに振ったりすることで音が鳴る楽器でした。「ポコポコ」というとてもかわいい音に癒されました。他にもどんな楽器があるのかを調べてみたいです。

・今日の授業では、今まで知らなかった海外の文化と日本の文化の共通点や相違点をたくさん学び、興味深いお話を聴くことができ、非常に実り豊かで貴重な時間となりました。様々な国の文化に興味が湧き、今日いらした親善大使の方の国を将来訪れてみたいと思いました。一方で、日本に留学に来ている海外の方のリアルな悩みを知ることができ、カルチャーショックなどを感じている海外の方の存在を認識し、これから外国人の方が日本で暮らしやすい環境を実現するためにはどのようなことに取り組んでいく必要があるのか、自分なりにより一層知識を深めていきたいと思いました。

一覧はこちら