雙葉日記

2025.07.04

中1総合 防災の授業

自然災害について知り、災害時に使用するグッズの使用体験をしました

 7月1日(火)5、6時間目に、中学1年生の「総合的な学習の時間」で、静岡市役所葵区地域総務課地域防災係の森竹さん他3名の職員の方々を講師にお招きし、防災への理解を深めました。

【5時間目】

視聴覚室で森竹さんに地震や津波などの自然災害への備えについてお話を伺いました。
まず、阪神淡路大震災や東日本大震災、能登半島地震の被害の様子を写真や動画で学んだり、静岡市のハザードマップ「しずマップ」を使い、学校周辺で想定される災害リスクを確認したりしました。南海トラフ巨大地震では静岡市でも甚大な被害が想定されており、津波によって1万人以上の命が奪われる可能性があるという現実に、生徒たちは驚きとともに真剣な表情で話に耳を傾けていました。
次に、「自助・共助・公助」について理解を深めました。行政による支援(公助)だけでは限界があるため、地域の人たちが助け合う「共助」の力、そして自分自身の命を守る「自助」の備えが必要であることが強調されました。特に、南海トラフ地震では支援物資が7日間届かないことも想定されており、食料や飲料水、携帯トイレなどの備蓄が重要であることも学びました。

【6時間目】

 体育館に移動し、実際の避難所で使用される段ボールベッドやパーティション、簡易トイレ、消火器の体験を、クラスごとに交代で行いました。生徒たちはそれぞれの備品に実際に触れながら、避難所での生活がどのようなものかを体感することができました。また、災害時に備品の使い方を知っておくことは、自分自身の安全だけでなく、周囲で困っている人への手助けにもつながるということを学ぶことができました。この体験を通して、生徒たちの表情からは、災害に対する備えを「自分ごと」として意識し始めている様子がうかがえました。今回の学びを通して、学校生活だけでなく、各家庭での防災意識も高まっていくことを願っています。

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