新たに出会った友人たちと、思い出に残る時間を過ごしました
4月25日から26日にかけて、中学1年生が1泊2日でオリエンテーション合宿に行ってきました。エクササイズや歌の練習などの様々な活動に前向きに取り組む中で、学年全体の絆を深めることができました。
【1日目】
〈エクササイズ① 私の宝物〉
「私の宝物」「安心できる場所」を学年の中で共有し合い、まだ話したことのない友人と交流する時間をもちました。小学校のときの友達からの寄せ書きやアルバム、賞状、トロフィー、ぬいぐるみ、本など、一人一人思い出の詰まった宝物を紹介し合っていました。他の人にとっては価値をもたないものが自分にとっては宝物であるように、友達の宝物にも目に見えない価値を見出し、共感できるような人でありたいと思える時間になりました。
〈歌の練習〉
ストレッチを行い、校歌を歌って声を出した後、今回のオリエンテーション合宿で初めて出会う、「いのちの歌」の合唱に取り組みました。歌詞をじっくり読み、興味をもったり、気に入ったりした歌詞に印をつけながら、班の中でこの歌をどのように歌いたいか、意見を交換しました。「うれしい」「いとしい」など、一つ一つのフレーズを丁寧に心を込めて歌うことで、優しい気持ちになれました。
〈エクササイズ② 似顔絵コンクール〉
班の友人たちの似顔絵、自分の似顔絵を描くことで、友人や自分の新たな一面を知る時間を設けました。モデルになった人は、恥ずかしそうにしながらも、友人から受け取った自分の似顔絵を嬉しそうに眺めていました。相手に自分のことをより知ってもらえる時間となりました。
〈キャンプファイヤー、キャンドルサービス〉
1日目の夕食後、広場に皆で集まり、キャンプファイヤーを行いました。教員が扮する「火の使い」から、委員長がトーチで火を受け取り、櫓に点灯しました。その後、広場に寝転がり、森の自然の音に耳を澄ませたり、星を眺めて流れ星を探したりしました。静寂の中、心が洗われるようなひとときでした。
最後は、キャンドルサービスを行い、沈黙の中で自分を見つめる時間をもちました。学年全体にとって、忘れられない夜になりました。
【2日目】
〈エクササイズ③ 同心円〉
クラスごとに二重の円を作り、ペアを変えながら、教員からの問いかけに対し、相手に自分のことを話したり、相手の話をじっくり聞いたりするエクササイズを行いました。今まであまり話すことがなかった友人とも話すことができました。自分の話が否定されずに聞いてもらえた安心感から、友人への信頼が少しずつ生まれていきました。これから1年間過ごすクラスで自分が受け入れられていることを実感できた時間となりました。
2日間の様々な活動を通して、自分を見つめること、友人と互いの意見を受け入れ合うことなど、雙葉での6年間を充実させるための礎となる経験をすることができました。このオリエンテーション合宿で得た友人たちとのつながりを、これからの学校生活の中でさらに深めていきたいです。