これから出会う仲間とのつながりを大切にしながら、自分自身を磨いていきましょう
4月8日(水)、講堂にて「中学入学式」が行われました。駿府城公園の満開の桜と、暖かくうららかな日差しに祝福されながら、91名の新入生たちが雙葉生の仲間入りをしました。
新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。これからの学校生活で、様々な仲間や学びとの出会いを大切にし、充実した6年間をお過ごし下さい。
◆校長式辞◆
本校のアドミッションポリシーに沿って、この雙葉での生活においても「自分自身と周りの仲間を大切にしましょう」「確かな学力をつけましょう」「問い続ける粘り強さを持ちましょう」「《好き》という情熱を大切にしましょう」「《私らしさ》という花を6年間で咲かせていきましょう」という5つのメッセージを下さいました。
◆理事長式辞◆
「じりつ(自立・自律)しましょう」「つながりを大切にしましょう」「自分を大きく伸ばしていきましょう」という3つのメッセージを下さいました。
◆来賓祝辞◆
「他者と比べず、自分のペースで、自分らしさを大切に」という言葉や、また同窓会長の宮下友美惠様からは「雙葉での6年間を通して、《友達》という大切な宝物に出会えます。周りの友達の良さを理解し、受け止めながら友人関係を深めていって下さい」という言葉がありました。
◆お祝いの歌◆
中2・中3の生徒全員が壇上で「学園歌」と、ヘンデルの「Hallelujah!」を合唱しました。






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◆新入生代表の言葉(全文)◆
暖かな日差しを浴び、桜があざやかに咲き誇る季節となりました。
風が柔らかくこの身を包む穏やかなこの日、私たち91名は静岡雙葉中学校に入学します。ずっと憧れを抱いてきた雙葉中学校の門をくぐることができたことを、心から嬉しく思います。
これまでの小学校生活では、たくさんの学びがありました。その中でも私が特に印象に残っているのは、5年生のころに挑戦した運動会の実行委員です。その年の運動会ではクラス対抗のリレーをすることになりました。初めはクラス全体にまとまりがなく、順位も4クラス中3位と思うような結果になりませんでした。そこで、クラスが1位になるためにはどうしたらいいのか、バトンの渡し方や走る順番などをクラスメイトと何度も話し合い、たくさんの試行錯誤を重ねました。その結果、運動会直前の練習では、1位をとることもできるようになりました。結果が出始めるのと同時に、初めは消極的だったクラスメイトもやる気に満ち溢れ、クラスの団結力が高まっていることに気が付きました。そして運動会本番で、私のクラスは見事1位を勝ち取ることができ、皆で大喜びしたことを覚えています。その時私は、この結果は皆が団結し、一人ひとりが精一杯自分の力を出し切ったからこそ得られたものだ、と思いました。
自分一人ではできなくとも、仲間と団結することで成し遂げられることがたくさんあります。そして、結果を残そうと努力する中で得られるものは成功という結果だけではありません。仲間とともに得た成功は自信につながり、一人ひとりが新たなことに挑戦し、より一層成長するための原動力となります。中学校生活では、小学校での経験と学びを活かし、仲間と団結し共に目標に向かって切磋琢磨していきたいです。
また、仲間と共に努力することは、仲間たちとの絆を育むことにもつながります。今日ともに入学した90名の仲間と、これから様々な学びや体験をしていくことと思います。その中で、自分ひとりの力を伸ばすだけでなく、お互いの良さを認め合い、自分の力を他者のために使う姿勢を大切にすることで、信頼し合える関係を築いていきたいです。そして、いつも一番近くで私を応援してくれる家族をはじめ、これまで私を支えてくださった方々への感謝を忘れず、将来に向けた糧となるような学びをしていきたいです。
最後になりましたが、校長先生、理事長先生、諸先生方、そして上級生の皆様、本日は私たちをこのような素晴らしい式で迎えてくださり本当にありがとうございます。これからの雙葉生活で、雙葉生としての誇りを忘れず、日々自分を磨いていくこと、そして、「徳においては純真に、義務においては堅実に」という校訓を胸に行動していくことを誓い、新入生代表の言葉といたします。(芹澤あかりさん)
◆上級生代表の言葉(全文)◆
春の柔らかな風に包まれ、新しい出会いと成長の季節を迎えました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。在校生一同皆さんを歓迎し、心よりお祝い申し上げます。
おろしたての制服に袖を通し、この講堂に集う皆さんは、これから始まる学校生活への期待と不安を胸に抱いているのではないでしょうか。私自身も2年前、皆さんと同じように不安な気持ちを持ちながら、この場所に座っていました。クラスに知っている人もほとんど居ない状態で、友達ができるだろうかと不安に思っていたことを、今でも覚えています。しかし、日々の授業や何気ない会話の中で、少しずつ言葉を交わすうちに、いつの間にか自然と笑い合えるたくさんの友人ができています。ですから、そのような不安も、充実した心豊かな時間の中に溶け込み、次第に薄れていくことでしょう。
中学生になると、日々の授業では教わる知識がより一層深いものとなるだけではなく、自ら学び、考え、自分の意見を人に伝える力を養うことができます。先生方は一つひとつの内容を丁寧に指導して下さり、ただ覚えるだけではなく、その意味や背景まで考える機会をくださいます。その中で、自分の考えを持ち、それを言葉にして自分でまとめたことを友人に伝えることで、新しい考え方に触れ、私自身も自分では思いつかなかった視点に気がつくことが多くありました。このように日々の学びを通して自分自身を成長させていくと同時に、仲間との関わりの中で得られるものが多くあります。
雙葉にはさまざまな部活動がありますが、どの部活動においても仲間と協力しながら一つの目標に向かい努力する経験ができます。その一つに雙葉祭があります。雙葉祭では自分たちの活動の成果を十分に発揮するために全員が一体感を持ち、互いに支え合いながら準備を進めていきます。その中で、学年という枠を超えて高校生の先輩方が後輩に一つひとつ丁寧に教えてくださる経験は、中高一貫校ならではのものだと感じています。時には思うように物事が進まないこともありますが、仲間と協力して乗り越えることで、より深い絆が生まれていきます。そして、雙葉祭当日には校内が活気に満ち、多くの来場者の方々が訪れます。部活動ごとの展示や舞台発表を見て回る中で、仲間たちが日々積み重ねてきた努力の成果に触れることができます。そうした時間は、この学校全体の温かさと活気を感じられる瞬間の一つです。私はこうした経験は、これからの学校生活だけでなく、自身の将来にもつながっていく大切な学びであると感じています。
また、雙葉では朝の3分間の沈黙や宗教の授業、4月のオリエンテーション合宿やクリスマスミサなどを通して、自分自身と向き合う時間が大切にされています。日々の忙しさの中で立ち止まり、自分の心と静かに向き合う時間は、普段の生活ではなかなか持つことのできない貴重な機会です。その中で、「自分はどのように生きていきたいのか」「どのような人間でありたいのか」といった問いについて考えることができます。新入生の皆さんにも、これからの学校生活の中でぜひこうした時間を大切にしてほしいと思います。自分自身と向き合うそのひとときが、皆さんのこれからの成長を支える大切な力となっていくでしょう。
新入生の皆さん、これからの学校生活の中で、壁にぶつかってしまうこともあるかもしれませんが、そんな時こそどうか一人で抱え込まず、周りを頼ってください。皆さんのそばには、家族や先生方だけではなく頼れる友人たちができることでしょう。私たち上級生も皆さんの雙葉での学校生活が温かく充実したものとなるよう心から支えていきたいと思います。皆さんがこの場所で過ごす日々が、人生においてかけがえのない時間となることを願っています。
雙葉の校訓である「徳においては純真に、義務においては堅実に」という言葉のもと、私たちは日々学びを重ねています。新入生の皆さんもこの校訓を大切にしながら雙葉で多くの経験を重ね、一人ひとりの歩みを進めていってください。今日この春の日から始まる皆さんの雙葉での6年間が実りあるものとなることを心からお祈りしております。これをもってお祝いの言葉といたします。(新庄莉奈さん)