神父様のお話や友達との共同作業を通して、連帯感が深まりました
10月31日(火)~11月2日(木)の2泊3日の日程で、御殿場の東山荘にて「中二 錬成会」を実施しました。今回お世話になった神父様は、サレジオ会・サレジオ学院チャプレンの榎本飛里神父様です。
この錬成会での目的は、
・神父様のお話、沈黙、祈りを通して自分という存在について考えよう
・互いに友達の良さを見つけよう ~語り合う、聴き合うことを大切にしよう~
・集団生活、協働作業を通して協調性、克己心を養い、学年の連帯感を培おう
の3つです。
生徒たちは少し肌寒く静かな環境の中で緊張した表情でしたが、開会式での榎本神父様との出会いでたちまち笑顔が溢れ、講話やアクティビティに対しても前向きに取り組むことができました。3日間の日程を通して、生徒たちの中にはいろいろな気づきや思いが生まれ、帰りのバスの中ではそれらを存分に分かち合うことができました。
日程は、以下の通りです。
【1日目】
・開会式
・神父様の講話(1)
・エクササイズ、班活動
・神父様の講話(2)
【2日目】
・朝礼、ラジオ体操
・東山荘→国立中央青少年交流の家へ
野外活動(1) クラスごと昼食作り(カレー、豚汁、炊き込みご飯)
・東山荘へ移動、班活動
・班活動の発表会(創作劇)
・野外活動(2) 実行委員企画(キャンプファイヤー)
・神父様の講話(3)
【3日目】
・朝の散歩
・ミサ
・神父様のまとめの講話
・閉会式、実行委員からみんなへのスピーチ
◆生徒の感想より◆
・私も、今までに何度か、ふと「自分の生きる意味」について疑問に思ったことがあります。でも、今日のお話で、ものに意味を与えるのは「誰か」であり、自分の生きる意味は「誰か」ではなく「自分で」考えるのだと知りました。自分自身を自由に使って世界を変えていくために、神はわたしを「無→在」へ変えた、という言葉が印象に残りました。(神父様のお話について)
・自分の役割以外にも、自ら進んで手伝いができた。それぞれが協力し合い、火を起こしたり豚汁を作れたりして良かった。失敗した料理もあって、冷めてしまったものもあったけど、どれだけ冷たくても味は格別だったし、達成感が得られた。(野外活動について)
・今までで一番上手に成功させることができました。最終確認などもしっかりしたおかげで、時間内の発表ができました。そして他の班の発表は道具の作り方や台本の読み方などが工夫されていて完成度が高く、これだけの時間でそこまでこだわれる積極性がかっこいいと思いました。(班活動発表会について)
・本当にいろんな人がいるんだなぁと感じた。自分と同じこと、正反対のこと、考えもしなかったこと。全部が、きっと私の世界を広げてくれるんだろうなと思った。(帰りのバスの中での分かち合いについて)
・外部からの情報が全くない生活をするのは新鮮に感じました。また、SNSなどによって周りの意見が見えすぎる現在、自分がどれほど周りの目を気にしているのかに気が付きました。自分は自分のままでいいと思っていても、なかなかありのままの自分を受け入れきれない。3日間自分とは何か、自分の召命とは何かと考え続ける生活でしたが、答えは普段の生活に戻ってから考え続けるべきだと思いました。(3日間を振り返って)