雙葉日記

2024.06.07

学園の日

この雙葉学園に皆で学んでいることに感謝し、創立の原点に立ち返ることができました

 5月31日は本校の創立者ニコラ・バレ神父様が帰天された日で、本校ではこの日を「学園の日」と定めて、雙葉学園の歴史を顧み、全校で祈りを捧げています。この日、講堂にて、午前中はミサ・式典を行い、午後は音楽会を行いました。

 ミサの第一朗読では、聖書(コロサイの信徒への手紙 3章12~17節)が読まれました。「愛を身につけなさい。愛は、すべてを完成させるきずなです。また、キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。この平和にあずからせるために、あなたがたは招かれて一つの体とされたのです」という部分から、神父様は「皆さんもこの静岡雙葉に“招かれた”者同士です。仲間の長所も短所も認め、互いに高めていけることを目指しましょう」とメッセージを下さいました。

 福音朗読では、「毒麦のたとえ」で知られる、「マタイによる福音書 13章24~30節」が引用されました。この話は、「神様の、すぐには相手を裁かない、忍耐強く待つ姿勢」が説かれています。世の中に善人と悪人がいる、という状況だけではなくて、一人ひとりの人間の中にもよい部分と悪い部分がある、という解釈に従ってこの部分を読むならば、「自分の悪い部分は目につきやすいが、神様のはたらきかけによって悪い部分がよい部分に転じることもある。また自分だけでなく他者に対しても、悪い部分だけでなくよい部分も見つけ目を向けることが大切です」と教えて下さいました。

【午前の部】

ミサ  司式:林 健久神父様

式典  1 開式の辞

    2 「校歌」合唱

    3 校長先生の言葉

    4 「学園歌」合唱

    5 閉式の辞

 式典での校長先生のお話では、雙葉学園の創立の軌跡を語られた上で、ミサでのお話とも繋げ、「かけがえのない存在として、神様は私たちを愛して下さっています。自分を大切にするだけでなく、周囲も大切にできますように」とお話し下さいました。

【午後の部】

《グザヴィエ・ドゥ・メストレ ハープ・リサイタル》

ペシェッティ ハープ・ソナタ ハ短調

リスト 2つのロシア民謡より 第1番「アリャビエフの夜鳴きうぐいす」

デ・ファリャ 歌劇「はかなき人生」より“スペイン舞曲”

タレガ アルハンブラの思い出

スメタナ 交響詩「わが祖国」より“モルダウ”

グラナドス 詩的なワルツ集(序奏と7曲)

ドビュッシー ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」

ルニエ 伝説

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