雙葉日記

2025.05.23

中1 宗教の授業

雙葉のことをよく知るための、大切なステップとなる授業です


 本校ではキリスト教精神を土台とした教育活動を行っており、中学1年生から高校3年生まで週1回の宗教の授業が行われています。「イエス・キリストを知ることによって父なる神の愛に気づき、自分と隣人を愛することを学ぶとともに、生きていく上での指針を求める」ことを教科の6か年の目標に掲げ、それぞれの学年に応じた授業を行っています。

 4月に雙葉に入ったばかりの中学1年生の授業では、現在「雙葉生」になるために必要なことを学ぶ授業が行われています。雙葉における教育活動の源にある校訓の精神、校章や校歌に込められたメッセージを学び、雙葉生としてどうあるべきかを考えます。また、創立者ニコラ・バレ神父様から始まる雙葉の歴史についても学び、神父様やシスター方が大切にされてきた「小さな人々」への愛の行いを、授業だけでなく募金活動や節食ランチなどを通して実践していきます。

 雙葉に入って多くの生徒が初めてキリスト教に触れますが、毎日のお祈りや聖歌、聖書朗読や宗教行事などを通して、少しずつ丁寧に理解を深めていきます。

◆昨年度「卒業時アンケート」より抜粋◆

・宗教の授業を通して、世の中には私たちのように当たり前の生活が送れている一方で、学校に行けない子供たちが未だにいることを知った。自分や周りのことだけでなく、世界情勢について深く考えるようになった。

・中1の頃からの宗教の授業やミサ、毎日の祈りの時間を通じて、自分はかけがえのない存在であり、またそれはすべての人に当てはまることであるという考えが深く身につき、存在を否定するのではなく肯定し、尊重することができるようになった。

・私は、(聖書の)「自分を愛するように、隣人を愛しなさい」という言葉が好きです。隣人という他者を大切にするためには、自分を大切にすることが前提です。自分の良いところも、悪いところも含めたありのままの自分を愛せることが、他者を愛することに繋がるのだという、人との繋がりの核を作ることができた面が、雙葉での生活での一番の良い面です。

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