自ら伸ばす「確かな学力」を育みます

女子校ならではの強みや思考傾向を生かした的確な学習法で、
自ら学習する意欲を引き出す指導が本校の特徴です。
中高6年間を3段階に分け、
その時期に欠かせない指導を計画的に行います。
セルフマネジメントによる学習習慣をつけ、
効果的な学びを重ねていくことで、
6年後には未来を切り拓くための
学力が身についていきます。

卒業時 目指す姿

  • 各教科における基本的な知識や技能を習得し、
    学び方を知っている。
  • 知識や教養を基盤とした思考力、判断力、表現力を
    身につけている。
  • 人とのかかわりの中で育まれた感性と知的好奇心をもとに、
    主体的に学ぶことができる。
  • 自ら問いを立て粘り強く探究し、
    その学びを発信することができる。

中学1年・中学2年

〈学習習慣をつける〉

小学校を卒業したばかりの生徒にまず大切なのは、「自分で学習時間を作る」習慣です。
宿題などの「やらなくてはならないこと」と、趣味や遊びなどの「やりたいこと」が両立できるよう、
一日の時間の使い方を「生活の記録」に書き入れて「自分を予約」します。試験前の計画の立て方なども指導します。
学習ガイダンス
学習ガイダンス
生活の記録
生活の記録
主な学習プログラム
小テストなどによる計算力向上(数学)/読解力・語彙力の強化(国語)/百人一首テスト(国語)/実験を通じた科学的思考力・表現力の育成(理科)/学力推移調査の客観的分析に基づく学習指導/読書感想文コンクールや科学の甲子園など校外コンテストへの挑戦

中学3年・高校1年

〈学習体力をつける〉

学年が上がるにつれて授業スピードが上がるうえ、自宅学習にかかる時間も飛躍的に増えます。
そこで、やるべきことを1週間単位で計画的に割り振り、予習→授業→復習の「黄金サイクル」を繰り返します。
低学年からの習慣づけにより、自己実現のために自ら考え、学びとろうとする意欲と実行力が備わります。
歴史・平和教育など、テーマを掘り下げた学習(社会)
歴史・平和教育など、テーマを掘り下げた学習(社会)
200字帳を用いた、行間を読む力の獲得(国語)
200字帳を用いた、行間を読む力の獲得(国語)
主な学習プログラム
歴史・平和教育などテーマを掘り下げた学習(社会)/ネイティブスピーカーの教員陣による学習支援(英語)/200字帳を用いた、行間を読む力の獲得(国語)/各種検定試験や校外コンテストへの挑戦/長期休暇中の特別講座/模擬試験を利用した成績分析と目標設定

高校2年・高校3年

〈目標達成への力をつける〉

高2から文系・理系を選択し、大学受験の準備を進めます。6年間の学びの集大成です。
1年後の自分をイメージして更なる向上心を高めるため、1年上の先輩の体験談を聞く「先輩に学ぶ」の時間があります。
また、英語で時事問題をディスカッションする時間などにより、グローバル時代に必要な語学力と広い視野を養っています。
先輩に学ぶ会
季節ごとに掲示される「高3の誓い」
英語のディベートの授業
英語のディベートの授業
主な学習プログラム
時事問題を英語で話すイングリッシュクラブ/古典文学を「味わう」(国語)/理論的な表現力の獲得(数学)/英語読解力・表現力の向上(英語)/長期休暇中の特別講座/模擬試験を利用した成績分析と目標設定

【本校のICT教育について】

これからの社会は、「Society5.0」といわれ、現在の情報化社会(Society4.0)から、AI(人工知能)と技術の融合により現実社会の問題解決を図っていく時代です。この「Society5.0」への過渡期を過ごす生徒たちにとって重要なのは、基礎的な学力を確実に身につけることはもちろんのこと、様々なICTツールを活用しながら自身の学びを深め、より良い社会を構築していくために必要な力を広く身につけていくことです。
そのために本校では、2019年度より一人に1台の電子端末を配布し、ICTツールを用いた教育活動を行っています。授業や部活動、家庭学習等において、ノートや鉛筆同様の「文具」として活用していく中で、生徒自身の学び方や時間の使い方もより良く変化しています。 120年の間に培った静岡雙葉の教育を土台に、これまでの「手で書く学習」も大切にしながら、最新テクノロジーを使った学習を進めていくことで、より一層、生徒の力や可能性を引き出し、伸ばしていきます。

ICTツールを活用した学び

協働学習
授業支援アプリなどを活用して、学習課題についてのお互いの考えを共有し、議論を深め、意見形成を図りながら、思考力・判断力・表現力を育成します。
協働学習
個別最適化された学び
学習アプリを活用しながら、生徒一人ひとりの課題に応じた学びを支えます。
個別最適化された学び
情報共有
クラウドサービスを利用し、生徒と教員が円滑なコミュニケーションを図りながら、生徒の自主学習を深めます。
情報共有
電子黒板
普通教室全てにホワイトボードと電子黒板を設置し、最適な学習環境を実現しています。学びの意欲をかきたてる授業を行っています。
電子黒板

【進路・キャリア支援】

生徒の将来の進路を考える授業や体験の機会を多く設け、意欲や向上心を刺激しています。

体験学習

社会の様々な職業や活動に触れ、自分の将来を考えます。
・こころざし育成セミナー(ふじのくに地域医療支援センター)
・高校生ビジネスプラン・グランプリ/出張講座
・サイエンスキャンプin雙葉
・静岡大学FSS未来の科学者/養成スクール
・大学出張講義(高1)
・CCAUCE
・静岡大学理学部研究室訪問
・早稲田大学先進理工学部(高1・高2大学出張講義)

語学力の向上

グローバル時代に必要なスキルを磨きます。
・イングリッシュキャンプ at FUTABA
・イギリス研修 English Challenge Program
・静岡県英語ディベート大会
・エッセイ・ライティング対策講座

大学受験を視野に入れたさまざまな取り組み

新しい入試制度に対応できる力を身につけます。
・小論文・面接講座
・医学部進学講演会/小論文・面接指導
・看護系進路希望者入試ガイダンス/小論文指導

上級生との交流

上級生の学ぶ姿勢に刺激を受け、将来のイメージを描きます。
・先輩に学ぶ会
・進学交流会

自ら学ぶ姿勢が自然と身につくように
環境を整えています。

放課後の「学習ホール」
自ら進んで自習に来る生徒で、毎日席が一杯になります。
今↔未来手帳(いまみらいてちょう)
一日の行動計画を30分単位で手帳に書き入れ、「自分を予約」することを身に付けます。