2023年11月20日
新しい週の始まり、街を囲む山々が、所々に頬を赤らめるように色づいた木を抱いて微笑んでいる秋の暮れの朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
78年前の今日、第二次大戦のヨーロッパでの戦線の責任を問うニュルンベルク国際軍事裁判が始まっています。あまりに多くの命を失わせた戦争の責任はどこにあったのか、戦争と平和と正義の問題は、今日の私たちにもまた大きな問いとして迫ってきています。
11月も下旬、両掌で受けとめようと思ってもその間から零れ落ちていく水の流れのように、進み続ける「時」の流れの中で、大切なとき、選びや決断を誤ることのないように支えてくれるのは、今学び深めている智の力です。愛の教えに根差したこの学び舎は、特に時代の社会における希望の光でなければなりません。各々にその学びの豊かな実りと聡明なまなざしによって、社会に灯を灯す存在となることができるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
校舎7階から臨む、市街を囲む山々と冠雪が深まる富士山。中央奥の竜爪山の山肌には赤らむ木々が散見される