雙葉日記

2023.05.29

今朝の祈り

2023年5月29日

新しい週のはじまり、静かな雨を降らせる空、雲の向こう側から照らす光が、白銅色(はくどういろ)、空色鼠(そらいろねず)、薄墨色(うすずみいろ)、灰色の中にも様々なコントラストを作る朝です。今日もよくいらっしゃいましたね。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。

皆さんは10年後や20年後の自分の姿を思い描くことはありますか。周囲や社会に対する願いを抱くことはあるでしょうか。どんな人とともにどんな人のために生きたい、働きたいという志を立てることはあるでしょうか。120年前にマザーマチルドがこの学校を、361年前にバレ神父様が最初の学校を開かれたとき、きっとお2人とも新たに始まった子どもたちを中心とした人の輪に、大きな夢と希望を託されたはずです。

年月を経て今、私たちは彼らの思いの詰まったこの場所に机を並べ学びます。人が出会い学ぶ場であるからこそ、そして特に皆さんのように柔軟で純真な心を持った子どもたちが集う場であるからこそできることがあるのだと感じます。バレ神父様が社会に灯した小さな光が、これからもこの学び舎とここに集うすべての人の手によって受け継がれ、多くの人を照らすものであり続けられることを願い、手を合わせて祈りましょう.

福者 ニコラ・バレ神父様に倣う祈り

神様、福者ニコラ・バレ神父様の学校に学ぶわたしたちは祈ります。

神父様は「小さい者の中でも一番小さい者」を意味するミニム会に入られ、

十七世紀のフランスにおいて、学校に行けない子供達のために無月謝学校を開き、

子供達の心に神であるあなたがお住まいになるように教育なさいました。

神様、わたしたちがバレ神父様に倣い、

祈りを大切にすることによって、

幼子のようにあなたを信頼することを学び、

見栄や体裁で自分を飾ったりするのではなく、

ありのままの自分を愛することができるようにしてください。

そしておごり高ぶる心から自由になり、

イエス様の教えられたへりくだりの心で

平和のために働くことができるよう、導いてください。

わたしたちの主、イエス・キリストによって。

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