雙葉日記

2023.05.22

今朝の祈り

2023年5月22日

新しい週のはじまり、一年中で若い葉っぱたちが最も綺麗な季節、五月の風に濡れたように光る若葉がそよぐ朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。

暦は二十四節気「小満」、陽気が良くなり天地に気が満ちるとされる季節、今月の祈りの言葉は、フランスの思想家シモーヌヴェイユの著書のタイトルから、「L’ENRACINEMENT、根を張ること、根をもつこと」としました。

上へ上へと成長する植物は地面の下にもしっかりとした根を広げます。根や茎の働きがあってこそ美しい花を咲かせることができるからです。表面には見えないものによる支えは私たちの人生にもあてはまります。

私たちは前へ進むことを急ぐばかり、自分を支える揺るがぬ根をもつことをおろそかにしてしまっているときがあるのかもしれません。幸福も希望も生きがいも人によって形は様々です。この世にまったく同じ花が咲くことはないように、しっかりとした根の上に立つ私たちもまた世にただひとつ、かけがえがなく尊い存在です。どんな逆境にも耐えうる自分の根をもつことの大切さを考えながら、自らの輝きを誇ることができる人となれますように。手を合わせて祈りましょう。

朝の祈り

新しい朝を迎えさせて下さった神よ、

きょう一日わたしを照らし、導いてください。

いつもほがらかに、すこやかに過ごせますように。

物事がうまくいかないときでもほほえみを忘れず、

いつも物事の明るい面を見、最悪のときにも、

感謝すべきものがあることを、悟らせてください。

自分のしたいことばかりではなく、

あなたの望まれることを行い、

まわりの人たちのことを考えて生きる喜びを

見いださせてください。

フランスの思想家・シモーヌヴェイユの言葉

一覧はこちら