2022年5月16日
新しい週のはじまり、5月ももう折り返し、小さな雨粒が額に冷たい朝です。
今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
昨日、沖縄の本土復帰から50年を迎えました。特集の番組などを見て戦前戦後から復帰まで、また復帰後これまでの沖縄の歩みに理解を深めた人も多いかと思います。私たちは、ここ数カ月の世界での出来事を目の当たりにし、自分たちの文化や言葉、風土、慣習が抑圧されたり奪われたりすることが、いかに辛く苦しく耐え難いことであるかを深く知ることになっています。
琉球と呼ばれた時代から様々な苦難を味わってきた沖縄の人々にとっては、まだまだ多くの課題や矛盾を残して迎えた50年の節目です。平和の尊さを教えてくれる美しい島の歴史が語る声に耳を傾けたいですね。
複雑な事情を抱えながらも、すべての人の尊厳が尊重され、大切にしたいものを大切にできる社会への歩みを皆で手を取りあって進められるよう願い、手を合わせて祈りましょう。
平和を願う
神よ、あなたの平和のためにわたしを役立たせてください。
憎しみのあるところに、愛が、
争いのあるとことに、和解が、
分裂のあるところに、一致が、
疑いのあるところに、信頼が、
誤りのあるところに、真理があるように働かせてください。
絶望から、希望へ、
悲しみから、喜びへ、
やみから、光へ、わたしたちを歩ませてください。
神よ、慰められることよりも慰めることが、
理解されることよりも、理解することが、
愛されることよりも、愛することができるようにさせてください。
与えることによって、与えられ、
ゆるすことによって、ゆるされ、
あなたのためにいのちをささげることによって、
永遠のいのちが受けられます。
アシジのフランシスコの祈り