2024年3月11日
新しい週の始まり、「春はあけぼの」と詠まれることにも頷ける、日の出前の赤く染まる空が美しい春の朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
東北の被災地を訪れると、どこを訪ねてもみちのくの温かなおもてなしで迎えてくださり、あの日の様子や今に至る復興の日々を伺った折には快くお話しくださいます。それぞれに、私たちの想像をはるかに超える体験の記憶を心に仕舞い、前を向いて日々を歩まれる皆さんも、今日のこの日だけは折り合いをつけてきた気持ちがあふれ出してくると仰います。13年目の3月11日、被災からの復興の道を歩む皆さんに心を寄せ、また私たちの尊い日常に感謝しながら、手を合わせて祈りましょう。
災害のときに祈る
神よ、あなたのあわれみは尽きることがなく、
願う人にはいつも新たな恵みが与えられます。
災害を受けた人々をかえりみ、
ふたたび立ち上がる力をさずけてください。
キリストよ、あんたはわたしたちの労苦を背負い、
苦しみを担いました。
いま災害を受けた人々の苦しみを
少しでも軽くするように、私も努力します。
このこころざしを祝福してください。