雙葉日記

2024.03.11

第76回 卒業証書授与式

6年間過ごした学び舎を巣立ち、それぞれの道を歩んでいきます

 3月1日(金)、講堂にて「第76回 卒業証書授与式」が挙行されました。ここ数年、コロナ禍により縮小した形で実施していましたが、今年度は高校1年生、2年生も列席し、実に5年ぶりに本来の形式での卒業式を行うことができました。当日は小雨が降り肌寒い一日でしたが、たくさんの方々の祝福に満ち溢れた、あたたかい雰囲気の中での門出の式となりました。卒業生の皆さんの進む前途が素晴らしいものとなりますよう、教職員・在校生一同心よりお祈り申し上げます。

◆式次第◆

1  開式の辞

2  国歌斉唱

3  校歌合唱

4  卒業証書授与

5  校長式辞

6  理事長祝辞

7  来賓祝辞

8  在校生代表送辞

9  卒業生代表答辞

10 保護者代表謝辞

11 学園歌合唱

12 アヴェマリア合唱

13 閉式の辞

◆在校生代表送辞(抜粋)◆

 私は、先輩方から多くのことを教えていただきました。昨年度のコース制発表会では、集まる聴衆に物怖じせず堂々と洗練された発表を行う姿を見て、一年後の自分のあるべき姿を思い、重ねました。試行錯誤しながら、自ら立てた問いに向かって論理的に考えることの大切さを教えていただきました。コース制探究の中で、先輩方一人一人が育まれたものは、先輩方にしか見いだせない唯一無二の輝きを持つ知の世界であるを大きな感銘を受けました。

 先輩方のその姿勢は、日々の学習姿勢にも顕著に表れていました。朝や放課後、学習ホールで分厚い参考書を見つめながら真剣に学習に打ち込んでいる姿や、移動教室の際にも単語帳を持ち、寸暇を惜しんで取り組む姿から、私は目標をひたむきに、ゆるぎない意志を持って達成させようとすることの大切さを、言葉ではなく行動で見せていただきました。自分も夢を叶えるために、真摯に勉強に向き合わねばならないと、自分を奮い立たせることができました。

◆卒業生代表答辞(抜粋)◆

 私たちの学年は、様々な領域で、そして学校の内外で自らが輝ける場所を見つけ活躍する人がたくさんいました。そのような姿に尊敬の念を抱きながら、また、すばらしい友人が数多くいる環境で、刺激を受けながら成長できたことを感謝しております。

 徳においては純真に、義務においては堅実に。中学に入学した時はあまりよく分かっていなかったこの校訓も、雙葉で六年間過ごす中で、自分が今まで気づかなかったたくさんの恵みの中で生きていることに気付かされる中で、少しずつ、しかし着実にその意味を考えることができるようになりました。私たちの周りにあるたくさんの恵みの中で、自分とは異なる他者を認め、ありのままの自分を認めながら、その恵みへの感謝を、他者に対する行動や自分の生き方を通して表していくこと。自分に与えられた使命を考え、自分の能力を最大限生かしながら他者のために尽くすこと。雙葉での学びを通して培われたこの精神を、卒業してからも心のよりどころとして、そして目標として、大切にしていきたいと思います。

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