2024年2月26日
新しい週の始まり、三寒四温の春への歩み、陽ざしのぬくもりを北風の冷たさがわずかに上回る朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
雨上がりの澄み渡る晴天の広がる今日ですが、88年前は大雪に見舞われました。その未明、陸軍の青年将校らに率いられた部隊約1500人が決起して、首相官邸や大臣宅、警視庁などを襲った昭和史に残るクーデター、二・二六事件が起こりました。陸軍内の派閥争いや、政党政治への不満など様々な要因から起きた事件は、多くの血を流し、その後軍部の動きに歯止めをかけられなくなった日本は、日中、そして太平洋戦争へと突き進んでいきます。目的のためであれば暴力も許されると考えられる状況、おかしいと感じられることに対して反対意見を述べることのできない環境が出来上がることの危うさを私たちは知っています。
今日明日から中高ともに試験が始まりますが、知性を磨くことはより良い未来を拓くことに繋がります。私たちが知性を武器にこれからの時代にさらに良い社会を描いていくことができよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
主の祈り
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をお許しください。
わたしたちも人を許します。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。