雙葉日記

2021.12.22

キャンドルサービス/ミサ

2年ぶりに全校生徒が講堂に集って、クリスマスをお祝いしました

 12月21日(火)午前中、講堂にてキャンドルサービスとクリスマスミサを行いました。昨年度からこれまで、全校でのミサは市民文化会館にて行っていましたが、今日は全校生徒が本校の講堂に集うことができ、実に2年越しの実施となります。改めて、当たり前の日常のありがたさを実感し、喜びの気持ちに包まれた一日でもありました。

◆キャンドルサービス◆

 キャンドルサービスは、講堂内の一切の照明を落とし、暗闇と沈黙のうちに始まりました。まず壇上の一本の大きなろうそくに光が灯され、その光の下、クリスマス会実行委員の代表が「闇に住む民は大いなる光を見」で始まる『イザヤの預言』を朗読しました。そしてこの生徒により光は、コーラス部員が持つキャンドルに一つ一つ広がっていきます。やがてクリスマス会実行委員の手を通して、全校生徒のキャンドルへと光が行きわたり、講堂内は幻想的な光の海に包まれました。これらの光は、ろうそくが自らのからだを削って火をともし続ける様から、自らの命を犠牲にして人々の救いとなられたイエス=キリストを象徴しています。そして、一人一人にキャンドルの火が行き渡ることは、一人一人の心にキリストが宿ることを示します。それぞれがキリストの生涯を思い、また、キャンドルの火を隣の人へと次々に繋いでいくことで、キリストの似姿である私たちの連帯をも感じ、静謐ながらもあたたかな気持ちになれたひと時でした。

◆クリスマスミサ◆

 クリスマスミサは、横浜教区の梅村司教の司式で行われました。梅村司教のお話では、私たち人間がキリストを長子とした「神の子」として、一人一人が尊厳を持ち祝福された存在であることを教えてくださり、また聖書の「コリントの信徒への手紙」の有名な一節「愛は決して滅びない」という部分を引用されながら、私たちが神の愛に応えて、愛のうちに生きることを説いてくださいました。

 共同祈願では、各学年の生徒の代表、生徒会長、教員代表が一人ずつ祈りを捧げました。今日こうして全校生徒が一堂に会してミサを行うことができたことに対する感謝を述べ、それぞれの学年や立場での歩みをこれからも神様に見守っていただけるよう、お祈りしました。

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