雙葉日記

2023.08.21

PEACEプロジェクト 活動報告(2)

戦争体験の「語り部」の方のお話を聞く座談会を行いました

 7月19日(水)、本校有志の「FUTABA中高生PEACEプロジェクト」の生徒たちが、戦争体験の語り部の方からのお話を聞く座談会を開催しました。

 本校の近所にお住まいで、かつて清水で暮らしていた澤木昌子さんを本校にお迎えし、戦時中や戦後の暮らし、空襲の体験などについてお話を伺いました。

 当時、6月の静岡空襲の惨劇を目にした澤木さんのお父様は、澤木さんの弟たちをすぐに疎開させましたが、澤木さん自身は父のお味噌屋を手伝い、清水に残りました。講演では、この時期の空襲の被害と防空壕づくりに明け暮れた厳しい日々や、7月7日の清水空襲ではお父様と走って避難したこと、7月31日に聞いた、未だに耳について離れない艦砲射撃の音のこと、空襲後や戦後の地域の困窮や、厳しい生活の様子などを具体的にお話し下さいました。

 また、当時保障されていなかった「発言権」についても触れ、今は発言権があるからこそ、意見がある時は遠慮せずに言ってもよい、という思いを生徒に向けて伝えて下さいました。

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