「マリーゴールド」のスローガンのもと、研修に行ってきました
10月10日(火)~14日(土)の4泊5日の日程で、高2生が「研修旅行」に出かけてきました。実行委員を中心に決定された、今年度の研修旅行のスローガンは「マリーゴールド」。これは、マリーゴールドの花言葉が「友情・信頼・真心」であることから、5年間共に過ごした友人たちとの最後の宿泊行事が、楽しく実りの多いものとなってほしいという願いを映し出したものです。また、「逆境を乗り越えて生きる」という花言葉も含まれており、キリシタン弾圧や原爆投下など悲しい出来事が多く起こった場所を訪れることから、そのような絶望を乗り越えて諦めずに生きた人がいたから今があるということを体験から学べるよう、願いを込めたものでもあります。この研修旅行は、生命の尊さ・輝きに触れ、昔の出来事や当時を生きた人々に思いを馳せるとともに、自分たちが未来に向けてできることを考えるきっかけとなる旅となりました。
旅程は、以下の通りです。
【1日目】
(広島)
・カトリック幟町教会
・広島平和記念公園、資料館
・宮島桟橋、厳島神社
【2日目】
(山口)
※最初は、班ごとに萩または津和野どちらかを観光します
・萩…松陰神社、松下村塾、伊藤博文別邸、市内サイクリング観光
・津和野…森鷗外旧居、西周旧居、森鷗外記念館、市内サイクリング観光
・秋芳洞、秋吉台
【3日目】
(長崎)
・黒崎教会
・出津教会、出津文化村散策
・聖母の騎士修道院
【4日目】
(長崎)
・浦上天主堂
・長崎市内班別研修
【5日目】
(福岡)
・太宰府天満宮
◆研修旅行実行委員長のコメント◆
高2生は、コロナウイルスの影響で中二の錬成会、中三の体験学習に行けなくなってしまったので、とても貴重な旅行でした。待ちに待った研修旅行では、みんな開放的な気持ちになって、伸び伸びと友達との最後の宿泊行事を楽しんでいる様子でした。非日常の中での生活は大変なこともありましたが、自由に楽しむことができました。
◆生徒の感想より◆
平和学習で訪れた広島・長崎の原爆資料館では、物や数字からわかる原爆というものの威力、恐ろしさだけでなく、遺品から伝わる、持ち主の方の人生や残された家族の方々の思いなど、その場に訪れるからこそ分かるものがあると思った。また、そこに残された人々が辛い経験をしながらも未来のためにと努力されてきたからこそ、こうして私達の今の暮らしがあって平和について考えることができるのだなと、改めて今この時代に日本に生きていることを有難く思うとともに、世界中で起きている争いに対して、自分たちにできることはないかと、自分なりに、世界の一員として、考えていきたいと思った。