雙葉日記

2024.12.12

待降節の祈り

聖堂で毎朝行われている「待降節の祈り」の集いもあと一週間ほどとなりました。

毎朝聖堂で祈りを捧げ、生徒による「クリスマスメッセージ」に耳を傾け、穏やかで温かな時間を過ごしています。

今朝のメッセージをご紹介します。

雙葉に入る前、私にとってクリスマスは、ただサンタさんからプレゼントをもらい、楽しい一日を過ごす日、という印象しかありませんでした。しかし、静岡雙葉に入り、クリスマスの本当の意味を知りました。

私は、中学1年生のときから、毎年、シュトーレンを作っています。なぜなら、中学1年の英語の授業で、クリスマスの過ごし方について学び、そこでシュトーレンにまつわる深く、象徴的な意味に触れたことがきっかけとなったからです。シュトーレンの細長い形状と、粉砂糖で覆われた姿は「布で包まれた幼子イエス」を表しています。また、このお菓子は日を追うごとに味が熟成していくことから、クリスマスに向けて心を整え、準備をしていく待降節の過程を表しています。さらに、切り分けて家族や友人と分け合うことで、愛や喜びを分かち合う象徴ともされています。

たくさんのクリスマスの習慣を行うことは難しいですが、シュトーレンを作ることで私なりにクリスマスをお祝いしています。

今年、私はクリスマス会実行委員長を務めさせていただきます。

「隣人を自分のように愛しなさい」マタイによる福音書の一節です。隣人を大切にするとともに、自分自身んも大切にすることや、誰一人として無意味な存在ではないこと、願い続けることで本当の平和が訪れることを学びました。そのようなことから、キリストやイエス様の存在が身近になってきたので、私が感じた思いを雙葉の生徒だけではなく、小学生や地域の方々にも味わっていただきたいと思いました。

イエス様やクリスマスに対する気持ちは人それぞれだと思いますが、この特別な時期に心を込めて祈ることは、世界中の

誰かの幸せのきっかけになれると信じています。世界中の人々が幸せなクリスマスになることを心からお祈りしています。 

                                     高2 クリスマス会実行委員長 加藤瑛

一覧はこちら