有志の生徒がクリスマスに向けたメッセージを語り、皆で祈りを分かち合っています
12月に入り、「待降節」を迎えました。イエス=キリストの降誕をお祝いするクリスマスの4週前の日曜日からクリスマスの準備期間に入るとされており、この期間は「待降節」と呼ばれています。本校でも朝の時間に、聖堂にて「待降節の祈り」を行っています。
5月に行われた「聖母月の祈り」に引き続き、お祈りの会の最初には、有志の生徒が、クリスマスについての自身の経験や想いを語っています。昨年度は高校生が中心となってメッセージを発表しましたが、今年度は中学生も何人か立候補しました。生徒たちの素直な祈りの言葉は、列席した生徒や教員にも広がっていき、クリスマスを穏やかな気持ちで迎える準備の時間となっています。
◆生徒によるメッセージ(抜粋)◆
・私にとってのクリスマスは、「家族と過ごす時間」です。去年の冬は、私も家族も共に忙しい毎日でした。時間がどんどん過ぎていくうちに、家族との時間も自然と少なくなっていきました。でもクリスマスは違いました。なんだか時間がゆっくりと流れていくような気がしました。家族も揃っていましたし、クリスマスだったので面白いテレビ番組なども多く、自然と会話が生まれていきました。今までのクリスマスを振り返ってみると、私のそばにはいつも家族がいたなぁと思いました。今年は雙葉生になり想像以上に忙しい毎日ですが、クリスマスは家族みんなで仲良く過ごしたいです。また、静岡雙葉はカトリックの学校なので、クリスマス会やクリスマスマーケットなどたくさんのクリスマスに関する行事が行われるので、それらもとても楽しみです。(中学1年生)
・私にとってのクリスマスは、雙葉に入学してから大きく変わりました。私はコーラス部に所属していて、毎年、一般のお客様向けのキャンドルサービスの時に、舞台上で聖歌を歌わせていただいていました。この日に舞台から見た景色――1つの蝋燭から、客席全体のキャンドルに光が広がっていく様子、キャンドルを持っている自分の手から感じる火の温かさ、静寂の中で聖歌を歌う空気感は、本当に美しくて、温かい景色でした。その温かさこそが、クリスマスが一年で一番好きな行事だと言えるようになったきっかけです。今年は部活動を引退して、心にぽっかりと穴が空いてしまったようですが、この場をお借りして、お祈りをさせて下さい。後輩たちにとって素敵なクリスマス会となりますように、そして世界中の人々が心温まるクリスマスを迎えられるような世の中になりますように。(高校2年生)