2023年11月6日
新しい週の始まり、所々で春の花が咲いているのを見かけます。動植物も春と間違うほどに暖かな秋の朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
カトリック教会では11月を死者の月として、亡くなられた方のために祈り、ミサを捧げ、お墓へお参りをする習慣があります。本校でもこの週末にごミサが捧げられます。私たちは限りある今の積み重ねを生き、その尊い時間を誰かと分かち合いながら過ごしています。死は終わりを告げるものではなく、その人とのつながりは永遠です。かかわりの中で紡がれたもの、いただいたものは私たちの中で生き続けます。むしろ別れの悲しみの後の方が、その人の姿が心にありありと立ち現れ、ともにいることを深く感じることさえあります。死者のための祈りは、悲しみを越えて、新たな希望と愛を願う祈りです。直接会うことはできなくても、今も皆さんの心の中に生き、見守り、その背を支えてくださる方のために、そして私たちが命いっぱいに生きられるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
亡くなられた方のために祈る(2)
信じる者の光である神よ、
あなたは御ひとり子の死と復活によって、
わたしたちをあがなってくださいました。
亡くなったわたしたちの兄弟、またみ旨に従って生活し、
今はこの世を去ったすべての人を、
あなたの国に受け入れてください。
あなたのもとに召された人々が、
すべての罪から解放されて、永遠の光のうちに迎えられ、
復活の栄光にあずかることができますように。
主キリストによって。
アーメン。