2023年5月8日
新しい週のはじまり、広がる晴れ間の澄んだ青空が新緑を輝かせ、瑞々しい土の香りが風に運ばれる朝です。今日もよくいらっしゃいました。朝のひととき、心を合わせ、祈りましょう。
人は様々な経験を重ねる中で、見聞きするだけで、思い出したくない記憶を甦らせたり、必要以上に不安な気持ちを搔き立てたりする出来事や言葉を持ってしまうことがあります。地震やそれに伴う津波の心配もその一つかもしれません。連休の後半、石川県を中心とした地域を襲った地震は、今も度重なる余震を引き起こしています。被害に遭われ、苦しい状況に置かれている方々はもちろん、これまでの被災経験から心の傷をえぐられるような思いをされている方々のためにも祈りたいと思います。
避けられない自然の脅威に対し、私たちができるのは、いざという時、連帯しそれぞれの大切な人を守り合える互いへの強い信頼です。いつもそのような関わりを持つことができるよう願いながら、手を合わせて祈りましょう。
災害のときに祈る
神よ、あなたのあわれみは尽きることがなく、
願う人にはいつも新たな恵みが与えられます。
災害を受けた人々をかえりみ、
ふたたび立ち上がる力をさずけてください。
キリストよ、あなたはわたしたちの労苦を背負い、
苦しみを担いました。
いま災害を受けた人々の苦しみを
少しでも軽くするように、わたしも努めます。
このこころざしを祝福してください。